「やっぱり娘と一緒にバージンロードを歩きたい」
5月19日に行われるイギリス王室のヘンリー王子&アメリカ人女優のメーガン・マークルの結婚式で、メーガンとともにバージンロードを歩くという大役を任された父親のトーマス・マークル。
しかし、先週末に世間に出回った、結婚式に向けて一生懸命準備を重ねるトーマスの姿をとらえたた写真が、じつはパパラッチと結託して撮影された“やらせ”だったことが発覚。
これがキッカケで「報酬目的なのではないか」と疑惑の目を向けられ、バッシングの対象となったトーマスは、数日前に自身を襲った心臓発作による体調に関する不安も踏まえ、自分が出席することで娘のメーガンやロイヤルファミリーの面々に恥をかかせることがないようにと、今週月曜日、米メディアTMZを通じてロイヤルウェディングへの出席を辞退する意向を明らかにしていた。
この報道から一夜明け、トーマスは、再びTMZの取材に回答。メーガン本人から連絡があったことを明かし、彼女からの説得を経て、やはり娘の晴れ姿を見たいと心変わりしたこと話した。
メーガンからの電話を取り損ねてしまったこと明かしたトーマスは、その後、彼女からメールが送られてきたことを告白。そこには、父親であるトーマスを愛しており、彼の病状や置かれてかれている現状について心配しているという言葉、そして、“やらせ写真”については怒っていない旨が書かれていたという。
さらにメーガンは、トーマスがロイヤルウェディングに参加しないと決めたことについて「そんなの馬鹿げている」と、彼のいない結婚式など考えられない様子で綴っていたという。
メーガンからのメッセージに心を打たれたトーマスは、「歴史上で最も素晴らしい瞬間に立ち会えず、娘と一緒にバージンロードを歩けないなんて嫌だと思った」とコメント。「メーガンと一緒にバージンロードを歩きたい。これは歴史的瞬間だ。その瞬間に私もぜひ参加したいよ」と力強く語ったという。
トーマスに“やらせ写真”の撮影をけしかけた人物
トーマスがパパラッチと協力して撮影して“やらせ写真”を撮影することになった背景には、じつは、ある人物の助言があった。
その人物とは、彼がメーガンの母ドーリア・ラグランドと結婚する以前に家庭を持っていた前妻との娘であるサマンサ・マークル(本名サマンサ・グラント)。メーガンにとっては異母姉にあたる女性だ。
サマンサは、トーマスの参加辞退を受け、イギリスのトーク番組『ルーズ・ウーメン・オン・マンデー』に緊急出演。トーマスにパパラッチと手を組んで、頑張る姿を撮影させるよう助言したのは自分だと告白した。
以前から一部のメディアがトーマスの印象を悪くするような報道をしていると感じていたサマンサは、父トーマスに「パパラッチはお父さんが野菜や健康飲料を買ったりするところの写真は撮らないものよ。あの人たちは、できるだけ醜く見えるような瞬間を狙って写真を撮るの。世間の人たちにお父さんんが頑張って体型を改善しようとしていることや、健康的な生活を送っていることを知ってもらう必要があるわ」とアドバイス。パパラッチと結託することを提案したという。
サマンサは、トーマスが報酬目的で写真撮影に応じたという疑惑に関しては否定しており、「あれは私の提案による、父とロイヤルファミリーの双方の見栄えを良くするために行われたこと」と強調している。
メーガンとサマンサの関係
メーガンとは17歳差で、幼少時代以降ほとんど関わりなく育ったと言われているサマンサ。
それにも関わらず、以前からメディアに登場してメーガンについてあれこれと語ったり、2017年には暴露本の出版を計画していることまで発覚した彼女は、イギリス王室やメーガンにとっては“頭痛の種”のような存在として知られており、ロイヤルウェディングにももちろん招待されていない。
2人の父であるトーマスも今回のTMZの取材で「メーガンとサマンサは親しい関係ではない」と断言している。
彼女が2003年に離婚した元夫曰く、サマンサは、自身が叶えられなかった女優になるという夢を実現したメーガンに昔から嫉妬心を抱いているといい、世間ではそんな彼女がロイヤルウェディングを目前に事態を混乱させようとしたのではないかという疑惑が飛び交っている。
1点だけ気がかりなのは、トーマスの病状。“やらせ写真”騒動後、再び胸の痛みを訴えている彼は、念のため病院への再受診を検討していると言い、最終的にロイヤルウェディングに出席できるか否かは体調次第ということになる。