アメリカで大問題になっている、ドラマ『ロザンヌ』の主演女優ロザンヌ・バーの差別発言。ロザンヌが言い訳のひとつとして使った睡眠・鎮静剤アンビエンを製造している製薬会社サノフィが反応した。

 ドラマ『ロザンヌ』のロザンヌ・バー(65)は28日、バラク・オバマ元米大統領の上級顧問でありアフリカ系アメリカ人を祖先に持つバレリー・ジェレッドを猿と比較するツイートを投稿。

 激しい非難を浴びるとツイートを削除して「悪い冗談だった」と謝罪。「朝の2時で、アンビエンの影響下でツイートしちゃってたの」としたが、こちらも激しいバッシングを浴びて削除された。

 すると今回、アンビエンを製造しているフランスに本社を置く製薬会社サノフィが、ツイッターで騒動にリアクション。こうキツイひと言を放った。

「薬品治療には副作用がつきものですが、当社のどの薬剤にも、人種差別は副作用として報告されておりません」

 ロザンヌの主演番組『ロザンヌ』は1990年代に社会現象級にヒットしたコメディ番組で、2018年3月からオリジナルキャストを集めて放送が再開したばかり。米ABCにとって約18年ぶりとなるシーズン1位の視聴率を獲得する大ヒット作となっていたが、ABCは今回の発言を受けて、番組打ち切りの判断をした。

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 ロザンヌは発言直後には「ひどすぎるほど、弁解の余地がありません。後悔しかない間違いを犯しました。私の行為をかばわないでください」とツイートして反省の姿勢を見せていたが、現在は打ち切りを批判するツイートや自身を擁護するツイートをリツイートし続けており、トーンを変えている。(フロントロウ編集部)

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