俳優のジョニー・デップが、最近行われたロングインタビューのなかで、「台本を覚える代わりに演技中にイヤホンを使用している」という疑惑に言及した。

ロングインタビューで赤裸々告白

 元妻で女優のアンバー・ハードとの泥沼離婚騒動や元マネージメント会社との金銭トラブル、最近の突然の激ヤセ報道など、ここ数年、さまざまな問題に見舞われているジョニー・デップが米ローリング・ストーン誌のロングインタビューで衝撃の事実を明かした。

 ジョニーは、大好物の赤ワインと煙草を嗜みながらリラックスしたムードで行われたインタビューで、ここ数年間に自分の身に起きた事柄について赤裸々に告白。

 アンバーとのDV疑惑を伴う離婚騒動や、自身の懐事情を把握せずに浪費を積み重ねた結果、経済的に危機的状況に陥ったことがきっかけで、「これ以上ないほど人生最悪のドン底を味わった」と明かした。

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ローリング・ストーンに掲載されたアーティストのマット・マハリンによるジョニーの肖像画。現在の本人の姿の写真の掲載はなかった。

 当時の自身の様子について、朝から晩まで酒に溺れ、タイプライターを使って回想録を書きながら涙していたと振り返ったジョニー。前妻で女優のヴァネッサ・パラディとの長男で16歳という多感な年ごろのジャック君が、彼が破産寸前だというウワサを学校の友人たちから聞かされることになったことについては、「これは間違っている」と切ない父親心を滲ませる場面もあった。

 ジョニーは、一連のできごとを「裏切りの連続だった」と総評。「周囲の人々に親切に、みんなを助けようとしてきたつもりなのに、こんな目に遭うほど自分はそんなに何か悪い事をしたのだろうかと不思議だった」と苦しかった胸の内を吐露した。

  

演技中の「イヤホン使用」を説明

 2017年に「数十億円を失ったうえ、かなりの量の資産を手放す必要に迫られた」と元ビジネス・マネージメント会社、ザ・マネジメント・グループ(TMG)を25億円の損害賠償を求めて訴えたジョニー。

 これに対し、TMG側はジョニーを逆提訴して「財政難の責任は全面的にジョニー本人にある」と主張したのだが、訴訟の最中には、「ジョニーは自分で台本を覚える代わりに専用のスタッフを雇ってセリフを読んでもらい、撮影現場ではイヤホンをしてそれを聞きながら演技をしている」という暴露も。

画像: 2016年、一連の騒動が勃発する数カ月前に登場した映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のプレミアにて。

2016年、一連の騒動が勃発する数カ月前に登場した映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のプレミアにて。

 この件に関し、ジョニーは、今回のインタビューで撮影中のイヤホン使用を認めたうえで、聴いていたのはセリフではなく、“いろんな音“だったと説明。

 演技の際により感情を高め、“目の演技”の迫力や信憑性を出すために「バグパイプの演奏や、赤ん坊の泣き声、爆弾の爆発音とかを聴いてたよ」と驚きの告白をした。

 さらにジョニーは、こんな持論を展開。「そういうの音のおかげで真実が生まれるんだ。俺が尊敬しているヒーローたちは無声映画の登場人物さ…演技っていうのは目の奥でするものなんだ。目の奥に真実が無かったら、セリフなんてクソみたいなものだと俺は思ってる」

 天才肌の演技派俳優として知られるジョニーだが、彼の演技中のイヤホン使用については、俳優仲間である女優のキルステン・ダンストも「すべての作品でそうしているかどうかは知らないけど、ジョニーは演技中にイヤホンを通じて音楽を聴いてるわ。だからあんなに素晴らしいのよ」と、自身もジョニーの役作り法を真似て演技中に音楽を聴いたことがあると証言している。

画像: 女優のキルステン・ダンスト。

女優のキルステン・ダンスト。

 イヤホンで音楽や効果音などを聴いていたとするジョニーと、マネージメント会社側のセリフを聴いていたとする証言、どちらが真実かは不明だが「ジョニーが演技中にイヤホンを使用している」ということに関しては紛れもない事実だったようだ(フロントロウ編集部)

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