故マイケル・ジャクソンの長女で現在はモデルや女優などとして活躍しているパリス・ジャクソン(20)に対し、執拗なつきまといや脅迫などのストーカー行為を行っていた男性に対し、裁判所が一時的な接近禁止令を下した。
パリスが裁判所に提出した資料によると、以前にも何度もパリスの前に姿を現したことがあり、ツイッター上でパリスのことを「ソウルメイト」と呼んでいたというこの23歳の男性は、6月のある日、彼女がバンドメンバーたちと共に楽曲レコーディングを行っていたスタジオの敷地内に居座り、15時間にもおよび彼女が建物から出てくるのを待ち続けていたという。
不信に思ったバンドメンバーの1人が「一体ここで何をしているのか? 」とこの男性を問い詰めると、男性は「俺がここで何をしているように見える? おまえのビッチ(※)をストーキングしてるんだよ!」と悪びれる素振りも見せず開き直ったという。
※パリスのこと。
この男性の言動に恐怖を感じたパリス一行は警察に通報。すると、男性は駆けつけた警察に連行される直前パリスに聞こえるよう、こんな脅迫めいた言葉をつぶやいたという。
「真夜中までにすべてが終わるよ…終わり方は、彼女次第か、それともショットガンでだな」。
まるで殺害予告かのような言葉に震え上がったパリスは、この男性への接近禁止令を申し立てることを決めたよう。
今回男性に命じられられた接近禁止令は7月24日までという期限つき。その間、男性はパリスの半径90メートル以内には近寄れず、6月末の法廷審問までは一切のコミュニケーション手段を絶たれるという。
つい先日、最愛の父マイケルの父親で尊敬する祖父のジョー・ジャクソンを亡くしたばかりのパリス。家族を失った悲しみの裏で、ストーカー男による恐怖にも頭を悩ませていた。(フロントロウ編集部)