ニューアルバム『スイートナー』を発表し、公の場に登場することが多くなったアリアナ・グランデが、2017年に発生した英マンチェスターでのテロ事件について振り返った。

「身をもって経験するとすべてが違くみえる」

 2017年に英マンチェスターで行われたアリアナ・グランデのコンサート会場で起きたテロ事件について、最近になってから口を開くことが多くなったアリアナ。

 テロ事件を受けて、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症したことを告白し、大きな精神的ストレスを抱えたことを明かしたアリアナは、米Elleのインタビューでテロ事件直後に慈善コンサート「ワン・ラヴ・マンチェスター」を開催した本当の理由について語った。

画像1: Elle MagazineさんはInstagramを利用しています:「ƃuᴉuɹoɯ ʍoɹɹoɯoʇ ʞɔɐq ǝɯoɔ ˙˙˙oɥʍ ssǝnƃ」 www.instagram.com

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 テロの被害者となったアリアナは「(テロについて)ニュースで見たことあるし、ハッシュタグでツイートしたこともある。新しいことではないし今後も起こる。それは寂しいことで、その時に考えて人々は乗り越える。でもテロみたいなことを、身をもって経験するとすべてが違くみえる。なにもかも違う」と、被害者にしかわからない心情を赤裸々に告白。

 そのうえで、テロ事件を受けてわずか数週間後に慈善コンサートを開催した本当の理由が、被害者やファンのためである一方で、アリアナ自身のためでもあったことが明かされた。

 事件後は、アリアナの母親ジョアンとフロリダ州の実家に戻ったアリアナ。

 ベッドから起き上がれないほどだったアリアナが、事件から2、3日後の朝にベッドから出てきて母親に「正直、この先歌えないってことはない。だけどマンチェスターで歌えなきゃ私は二度と歌わない」と言ったのだそう。

画像: 「身をもって経験するとすべてが違くみえる」

 この言葉によって「ワン・ラヴ・マンチェスター」は生まれ、ジャスティン・ビーバーマイリー・サイラスなどの豪華アーティストが大集結した大イベントが開催。結果的に25億円以上の寄付金を集めることができた。

画像: One Love Manchester (June 4th, 2017) www.youtube.com

One Love Manchester (June 4th, 2017)

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 被害者への支援として勇敢にもマンチェスターに戻り、涙をこらえながら歌ったアリアナ。このイベントは、アリアナ自身が再び歌うための第1歩だった。(フロントロウ編集部)

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