2017年7月20日に41歳という若さで突然この世を去ったチェスター・ベニントン。自宅で首を吊って亡くなるという孤独な最期を迎えた彼の悲しすぎる決断を未だに受け入れられずにいるファンも多いなか、彼の一周忌となった現地時間の金曜日、残されたバンドメンバーたちが連名でチェスターに宛てた手紙を公開した。
バンドの公式SNSで公開された涙無しでは読めない追悼レターを全文訳。
俺たちのブラザー、チェスターへ
きみが居なくなってから、1年が経った。信じられないほどの深い悲しみや胸の痛み、拒絶、気づきが代わる代わる押し寄せた1年だった。
今でもまだ、きみがすぐ傍に居るような気がする。俺たちの周りには、きみの思い出や光が溢れている。
きみの世界に1つしかない魂は、俺たちの心に、そして、ジョークや喜び、やさしさにも、決して消すことのできない印(しるし)を刻んだんだ。
きみが俺たちやこの世界に分け与えてくれた愛情、命、創造することへの情熱のすべてに永遠に感謝している。言葉では言い表せないほど、きみが恋しいよ。Love,
M, J, D, R, B
(マイク・シノダ、ジョー・ハーン、デイヴ・ファーレル、ロブ・ボードン、ブラッド・デルソン)
このメッセージの最後には、自殺だったチェスターと同じような運命を選ぼうとしている人が少しでも減るようにと「自殺防止ライフライン」の電話番号が記載されているとともに、「Make Chester Proud(チェスターに誇りを)」や、チェスターの死後、彼の妻が発足した鬱や心の問題に悩む人々を支援するメンタルヘルス・キャンペーン「320チェンジズ・ダイレクション」のハッシュタグが記されている。
週末にかけ、世界中のファンたちもSNSなどを通じてチェスターの早すぎた死を悼み、彼との思い出を振り返っている。(フロントロウ編集部)