10代のころからコツコツとモデルとしてキャリアを積み、今ではファッション界でなくてはならない存在となっているトップモデルのケンダル・ジェンナー(22)。そんなケンダルは、今年の2月にニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリの4都市で開催された秋冬コレクションのランウェイに一切姿を現さず、「ケンダルはどこ?」と話題を呼んだ。
ケンダルは、自身が広告塔を務めるアディダスとデザイナーのダニエル・カタリとコラボしたコレクション「Adidas Originals by Daniëlle Cathari(アディダス・オリジナルス・バイ・ダニエル・カタリ)」のプレゼンにだけ顔を出していた。
それからは、これまでに毎回ランウェイに登場していたシャネル(Chanel)やフェンディ(Fendi)、マイケル・コース(Michael Kors)も欠席し、姉たちとスノーボード休暇を楽しんだ。
その理由とは?
ランウェイの常連であるケンダルがファッションウィークを欠席した理由について、「ほかの仕事の契約があったから」や、「休暇を挟みたかった」など、さまざまな憶測が飛び交っていた。当時は沈黙を貫いていたケンダルが、イギリスの雑誌LOVEのインタビューで欠席の理由について口を開いた。
ケンダルは、「前のシーズンはどのショーにも出なかったの。LAで仕事をしていた時、『待って、もう無理だわ。おかしくなりそう』って感じになったから。精神がおかしくなる一歩手前だったの」と、働きづめの毎日で心も体も限界に近かったことを明かした。
ファッションウィークを1シーズン休み、十分な休暇を取ったケンダルは、6月にミラノで行われたメンズ・ファッションウィークのヴェルサーチ(Versace)のランウェイで復活。
ケンダルは、自身が出演するリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で、心気症や不安症に悩まされていることを告白し、パニックに陥って母クリスに泣きながら電話するシーンも放送された。
もちろん仕事も大事だけれど、何よりも自分の健康を優先してファッションウィークを欠席することにしたケンダル。9月からスタートする2019春夏コレクションでは、ランウェイに姿を現すかは明らかにされていない。(フロントロウ編集部)