「共感できる人がテレビにいなかった」
人気女優のルビー・ローズが、CWのドラマでDCコミックスのバットウーマン役を演じることが発表されてから一夜。
ルビーが人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジミー・ファロン』に出演し、世界中で注目されるキャラクターに大抜擢された気持ちを語った。
ルビーといえば、Netflixドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』に出演したことをきっかけに、中性的なルックスから“イケメン女優”として一気に人気を高めた存在。
12歳でレズビアンであることをカミングアウトしたルビーは、最近では、明確に男性・女性と決めつけない「ジェンダー・フルイド(Gender Fluid)」であると自認しており、LGBT+コミュニティに関する活動も積極的に行っている。
そんなルビーが今回ヒーロー役に抜擢。しかもルビー演じるバットウーマンはケイト・ケインという、陸軍士官学校出身のレズビアンのヒーロー。
LGBTヒーローになって「したい事」
LGBT+のヒーローがメインキャラクターとして起用されるというヒーロードラマ史上初の快挙を成し遂げたルビーは、「バットウーマン役に抜擢されたとわかって号泣しそうだった」とコメント。
「こんなに感情的になった理由のひとつは、幼い頃からテレビを見ていて、自分と重ねられる人がいなかったから。ましてやスーパーヒーローなんてね」と、LGBT+コミュニティの人がお手本にできるキャラクターがいなかったことから、それが改善されることを目標にして俳優業の世界に飛び込んだことを明かしたルビー。
そこで司会者のジミー・ファロンが、ルビーがプライベートで小児専門病院を献身的に訪れて子供たちを応援する活動をしていることを話題にあげると、「(LGBT+)の子供たちがテレビを見て共感できて、ヒーローになれるんだと思ってくれるのと同時に、私がバットウーマンの格好で病院や子供たちのところや、支援が必要な場所を訪れられると思うと、素晴らしい機会をもらった気持ち」と、今まで行っていた支援活動を“ヒーロー”として行きたいという願望も語った。
さらにルビーは、子供の頃にいつも段ボールで作ったコウモリのコスチュームを着て遊んでいたこと、母親の肩にバットマンのタトゥーがあること、そしてなんとコウモリを飼っていたことなども激白。
バットウーマン役に抜擢されたことが必然とも思えるエピソードも明かした。
(フロントロウ編集部)