号泣の理由
つい先日、婚約者のヘイリー・ボールドウィン(21)とのデート中に突然泣き崩れる様子がパパラッチのカメラに激写され、「一体何があったのか?」と世間を心配させていたジャスティン・ビーバー(24)。
誰もが気になっていたその理由について、ジャスティン自らが回答した。
平日夜に現在ヘイリーと同棲同然の生活を送っているニューヨークにある彼女の自宅マンションから小躍りしながら出て来たジャスティン。
この日、かなり上機嫌の様子だった彼は、建物玄関前で出待ちをしていたファンたちに「やあ、元気?」と自ら声をかけ、「キミ、いい笑顔してるね! さっき、車に乗っていた時にもキミを見かけて、いいなと思ってたんだ」、「おしゃれなTシャツ着てるね!」、「どこから来たんだい?」と超気さくに応対していた。
そんなゴキゲンなジャスティンの様子に、「これはイケる!」と踏んだパパラッチの1人が「みんなきみが泣いていたことを心配してるよ。今は何も問題は無いって伝えてみないかい?」と質問。
すると、一瞬間を置いて、ジャスティンはずっと手に持っていた白い表紙の本をカメラに向かって掲げ、「コレだよ!」と答えた。
「一体何の本なんだい?」とたずねるパパラッチに対し、ジャスティンは「良い日もあれば、悪い日もあるってことさ。もし悪い日がなかったら、リアルじゃないよね」と爽やかな笑顔でコメント。待っていた車に乗り込み、その場を去って行った。
ジャスティンが愛読している本
ジャスティンが持っていたのは、キリスト教牧師であるティモシー・ケラー氏が結婚の意味にといて説いた著書『The Meaning of Marriage(ザ・ミーニング・オブ・マリッジ)』。
日本でも翻訳され、『結婚の意味 わかりあえない2人のために』という名前で出版されている同書は、結婚にまつわる理想論ではなく、夫婦間の葛藤やさまざまな問題を深く掘り下げつつ、そこから見いだされる“気づき”について書かれたかなりディープな内容。
過度の理想化により生じる男女間のひずみや、家庭内別居、離婚、晩婚化などのリアルなトピックについても触れており、キリスト教系の教会で結婚を控えるカップルを対象に行われる結婚準備会のテキストとしても使われている。
あの日、ヘイリーともども深刻そうな様子で涙を流していた直接の理由は明かさなかったものの、ジャスティンは、「結婚とは何か?」を説く本を読み、良き夫になろうと彼なりに努力しはじめるうちに「良い日もあれば悪い日もある」という悟りの境地に辿り着いたよう。
結婚が決まり、ただ浮かれているだけでなく、これからのヘイリーとの夫婦生活について真剣に学ぼうとする姿は男性としてかなり好感度が高い。
ジャスティンとヘイリーは号泣シーンから間もなく、すっかりラブラブさを取り戻している。(フロントロウ編集部)