全世界でカルト的人気を誇るドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』は、視聴者の予想を裏切る展開で知られており、だからこそドラマ制作側はネタバレに関してはかなり厳しく管理している。そのネタバレ防止のなかで、1番気を張るのが撮影時。
と言うのも、撮影現場には大勢のパパラッチが集まるから。パパラッチが集まるのは人気作品の証であるうえ、プロモーションがはじまるずっと前から話題作りをしてもらえるため、作品側とパパラッチは持ちつ持たれつの関係にある。しかしそんななかでも、重要シーンのネタバレだけは防がなくてはいけない。
大手メディアの多くはネタバレを自粛するが、なかには、知らずにネタバレしてしまうケースや、自粛しないメディアも。そのため、撮影現場ではネタバレを防ぐためにあることが行われていた。その時の裏話を、ジョン・スノウ演じるキット・ハリントンがトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ』で明かした。
なんとパパラッチ対策のために、わざわざフェイクシーンを撮影していたという。キットはシーズン7で、このフェイクシーンのために3回休みを返上したと告白。さらに驚くのは、まったくドラマで使わないパパラッチのためだけの撮影は、1シーンで5時間もかかったそう。
司会者のジミーに「フェイクシーンを撮るって聞いた時『まじかよ』って思った?」と聞かれたキットは、「そうだね、だけどそういうもんだよ」と慣れたように話していた。
熱狂的なファンをたくさん持つ大人気ドラマだからこそ、ファンが全員作品を楽しめるようにと、影ではこのような努力が行われていた。(フロントロウ編集部)