ハリウッドの大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが、映画で使用しなかったセックスシーンなどを個人的に保管していた可能性が浮上している。

「未公開セックスシーン」をコレクション

 大物プロデューサーで複数の女性に対するセクハラや性的暴行で告発されたハーヴェイ・ワインスタインが、2015年に公開された大ヒット映画『キャロル』の未公開セックスシーンを個人的なコレクションとして保管していた可能性を米Hollywood Reporterが報じている。

画像1: 「未公開セックスシーン」をコレクション

 ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが主演を務め、女性同士の恋愛模様を描いた同作で本篇には使用されなかったヌードシーンが、北米地域の映画配給を担当したワインスタイン・カンパニーのトップだったハーヴェイによって持ち出されていた可能性を映画の関係者が示唆した。

画像2: 「未公開セックスシーン」をコレクション

 映画で使われなかったヌードシーンやベッドシーンは、出演者の権利を守るためという側面と、インターネットが普及しハッキングによるリークを防ぐために原則、破棄することが決められている。

 しかし、実際には“安全な場所”に保管され、実際にそのシーンが破棄されることはないという実態がある。

 そんな“安全な場所”にも簡単にアクセスできるハーヴェイが、権力を私物化して未公開シーンを“自分用”に保管していたという。

  ハーヴェイによる性的暴行の被害を告発したことで世界中に広まり、ハラスメントに敏感になっている#MeToo時代の今、映画界ではセックスシーンに対して慎重な動きがあるとともに、使用しなかったヌードシーンの処理についてもう一度見直す声があがっている。(フロントロウ編集部)

※一部表現を修正いたしました。

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