2015年に診断を受けた感染症「ライム病」の治療のため、長きに渡って療養に入っていたアヴリル・ラヴィーンが2013年にアルバム『アヴリル・ラヴィーン』を発売して以来5年ぶりとなる新曲「ヘッド・アバーブ・ウォーター(Head Above Water)」をリリース。
歌詞を収めたリリックビデオを兼ねた音源が現地時間の9月19日についに公開された。
今後発売が予定されている新アルバムからの第1弾先行シングルとしてリリースされた同曲は、アヴリルの力強さと儚さが融合した独特の歌声が伸びやかに響くミドルテンポのロックチューン。
事前にファンに宛てて公開した長文レターに記されていた通り、ライム病と戦いながらアヴリルが初めて病床で書き下ろした楽曲で病魔との戦いを「激流に飲み込まれないように必死に顔を上げて息継ぎをしているよう」と表現している。
歌詞中には先日、先がけて公開された「嵐が来る前に落ち着きを保たなきゃ/これ以下もこれ以上も欲しくない/窓とドアを閉めて/安心できるように温められるように」との歌詞のほかに、「神様、どうか私の頭が水に沈んでしまわないように助けて/溺れさせないで」といった必死に命を乞うような歌詞も含まれている。
長年待ち続けたファンにとってはたまらない、まるでご褒美のような楽曲となった『ヘッド・アバーブ・ウォーター』。アヴリルは同曲の発表と同時にライム病患者を救うためのチャリティ団体「ザ・アヴリル・ラヴィーン・ファンデーション」の発足を報告。世間への理解と協力を呼び掛けている。(フロントロウ編集部)