自ら警察に出頭、そのまま逮捕
人気沸騰中のラッパー、カーディ・Bが現地時間の10月1日の朝9時半頃、ニューヨーク・クイーンズ地区にある警察署に出頭した。
カーディが出頭する原因となったのは、8月末に市内のストリップクラブ「エンジェルズ」で起きた乱闘騒ぎ。同店でバーテンダーとして働いていたジェイド&バディー・ジー姉妹が、カーディの取り巻きに店内にあったドリンクのボトルや椅子などを投げつけられ、肉体的・精神的に傷つけられたと訴えを起こしていた。
ジェイド&バディ姉妹はカーディ本人も少なくともボトル1本を投げつけるなどして乱闘に加担していたと申告しており、カーディはこれらの罪を認めて自主。そのまま逮捕され、マグショット(逮捕写真)を撮影、指紋を採取されたという。
ジェイド&バディ側は、カーディが、事件当夜、同店でライブパフォーマンスを行っていた彼女の夫でラッパーのオフセットが姉妹と肉体関係を持ったことを疑い、取り巻きに2人を攻撃するよう命じたと主張しているが、カーディ側の関係者は、当初「乱闘騒ぎは計画的に起こったものではなく、カーディ一行がドリンクを浴びせられたことで発生したもの」と話していた。
ジェイド&バディ姉妹との乱闘騒ぎで、カーディは無謀に危機的状況を招いた罪と治安びん乱行為2つの軽犯罪に問われることとなる。
ニューヨーク市警の広報担当者は、弁護士に付き添われて出頭したカーディを逮捕したことが事実であることを米Us Weeklyに認め、即日開放となったのは、カーディーが犯した罪は軽犯にあたるためだと説明。今回は窓口での対応のみで、後日裁判所に出廷し、その後、処分が下されると説明している。
カーディは、この騒ぎから約2週間後に開催されたニューヨーク・ファッションウィーク中に同じく女性ラッパーのニッキー・ミナージュに対して靴を投げつけて詰め寄るという行動をとり、乱闘寸前になったという件でも世間からの注目を集めたばかりだった。(フロントロウ編集部)