現地時間10月15日に行われた米ELLE主催のハリウッドで活躍する女性たちを称えるイベント「ウーマン・イン・ハリウッド」の25周年記念セレモニーに登場したシンガーのレディ・ガガ。
同イベントで、今年ハリウッドで最も目覚ましい活躍を見せた女性の1人に選ばれたガガは、檀上でのスピーチで自身が過去に経験した性的暴行被害や、その経験により現在もPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされていること、さらに持病の線維筋痛症による慢性的な体の痛みなど、自身が抱える身体的・精神的な苦悩について赤裸々に語り喝采を浴びた。
ハリウッドの女性たちがこれまで課せられてきた「つねに美しく、華やかに着飾るべき」という暗黙の役割に疑問を感じ、辟易したという理由から、この日、スタイリストたちが用意した数々の衣装の山の片隅に積まれていたマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のグレーのオーバーサイズスーツを選んだというガガ。
スピーチの終盤では、世の中の女性たちに声を上げるよう呼びかけ、会場の参加者たちに「今日、ここに居るパワフルな女性、そして男性のみなさん、私たち皆で手を取り、協力し合って優しさで満ちた世界へと世の中を誘いましょう」と力説した。
そんな熱いスピーチの最中、時折涙を交えながら語っていたガガが、2017年初めに交際をスタートした恋人で芸能事務所勤務のクリスチャン・カリーノ(49)をハッキリと「フィアンセ(婚約者)」と呼ぶ場面があった。
クリスチャンを含む自身の関係者が座る5番テーブルを指差したガガは、「みんな愛してるわ。私のフィアンセのクリスチャン、そして毎日私の面倒を見てくれた愛する人たち、ありがとう」と心からの感謝を伝えた。
Lady Gaga confirms her engagement to Christian Carino last night as she thanks him as her "fiance" during her Women in Hollywood speech! pic.twitter.com/u0Kqy6zN0k
— Lady Gaga Media ⭐️ (@GagaMediaDotNet) 2018年10月16日
ガガとクリスチャンは、2018年2月に婚約が報じられたものの、これまで2人の関係について明言することはなく、今回のガガの何気ない発言が初めてクリスチャンとの婚約を公に認めた瞬間となった。
ガガは2015年に自身の楽曲「ユー・アンド・アイ」のMVで共演したことがきっかけで交際に発展した俳優のテイラー・キニ―と婚約。しかし、5年間の交際の末、破局・婚約解消した。
「ウーマン・イン・ハリウッド」のレッドカーペットでは、クリスチャンと仲睦まじい姿を見せていたガガ。彼女の左手の薬指には、この日も、以前から「婚約指輪なのでは?」とウワサになっていた彼から贈られたとみられる大粒のダイヤの指輪が輝いていた。(フロントロウ編集部)