先日、過去に交際していた4人の元彼への感謝の言葉を歌った新曲「サンキュー、ネクスト(Thank You, Next)」を電撃リリースしたアリアナ・グランデが、同曲の初パフォーマンスを披露した。
アリアナが初披露の場に選んだのは、人気司会者エレン・デジェネレスのトーク番組『エレンの部屋』。
楽曲の共作を手がけたシンガーのヴィクトリア・モネとタイラ・パークスをバックコーラスに従えてスタジオに登場したアリアナは、真っ白なセットアップに身を包み、いつものポニーテールにウェービーなアレンジを加えた80年代風のヘアスタイルで、自身のお気に入り映画の1つである『ファースト・ワイフ・クラブ』に着想を得た、パワフルかつセクシーなパフォーマンスを披露した。
アリアナのパフォーマンスの一部。
アリアナがパフォーマンスのテーマに選んだ『ファースト・ワイフ・クラブ』は、1996年に制作されたコメディ映画。
夫に裏切られた3人の女性たちが結束を固めて夫に復讐するというストーリーで、主役となる3人をダイアン・キートン、ゴールディ・ホーン、ベット・ミドラーという大御所女優たちが務めたことでも話題となった。
「サンキュー、ネクスト」では、元恋人4人の実名を出し、「ショーンで最後になると思っていた/けど彼とは合わなかった/リッキーについて歌を書いた/今聞いたら笑える/もう少しで結婚だったピート、とても感謝している/※マルコムに「ありがとう」って言いたかった/だって彼は天使だったから」と歌っているアリアナ。
※「マルコム」はラッパーのマック・ミラーの本名。
同曲では、元彼たちへの感謝の気持ちを表しつつ、「Thank you, next(ありがとう、さあ次)」という、英語では使い方によっては相手に対して少し横柄な態度をとるようなニュアンスにもなることで知られるフレーズでチクりと刺すという、強気な一面も垣間見せている。
そんな楽曲の初パフォーマンスの題材に彼女が選んだのが、女性たちがパワフルに“復讐劇”を繰り広げる『ファースト・ワイフ・クラブ』だった。
メインキャスト3人が白い衣装を着て1940年代に活躍した女性歌手レスリー・ゴーアの名曲「恋と涙の17才」を歌い踊る同作の有名なラストシーンを再現したアリアナ。パフォーマンスの最後には、番組観覧客たちが総立ちとなった客席通路にまで踊りながら進出。楽しそうにステージを締めくくった。(フロントロウ編集部)