ラッパーのカニエ・ウエストが100件以上ものツイートを連投し、宿敵である後輩ラッパーのドレイクへの怒りを大爆発させたことは、フロントロウでも第1ステージ、第2ステージ、第3ステージと3つのステージに分けて詳しくお伝えしたが、カニエの妻でリアリティスターのキム・カーダシアンまで参戦する事態となっているこの騒動に、シンガーのアリアナ・グランデとマイリー・サイラスがそれぞれ冷静かつユーモア溢れる反応をみせた。
“カニエの大爆発”が起きた米現地時間の12月13日は、奇しくも、アリアナとマイリーの両者が新曲のリリースを控えていた日。
新曲「Imagine(イマジン)」の解禁が数時間後に迫っていたアリアナは、ツイッターにこんなコメントを投稿してカニエの大人げなさをチクリと刺した。
guys, i know there are grown men arguing online rn but miley and i dropping our beautiful, new songs tonight so if y'all could please jus behave for just like a few hours so the girls can shine that'd be so sick thank u
— Ariana Grande (@ArianaGrande) 2018年12月14日
「みんな、今、オンライン上で大人の男性同士の言い合いが発生していることは承知だと思うけど、マイリーと私はそれぞれ、今夜、とっても美しい新曲をリリースしようとしているわ。(彼らが)ほんの数時間だけでいいから、お行儀よくしていてくれれば、私たち女子にスポットライトが当たると思うのよね。そうなったら最高だわ」
このアリアナのツイートを引用する形で、今度はマイリーがコメント。
自身が音楽プロデューサーのマーク・ロンソンとのコラボでカバーした故ジョン・レノンとその妻のオノ・ヨーコのクリスマスソング「ハッピー・クリスマス (戦争は終った)<原題:(Happy Xmas) War Is Over>」と、アリアナのヒット曲『サンキュー、ネクスト』のタイトルを絡めてこんな風にカニエvsドレイクのバトルを野次った。
Didn’t they hear the news ?! War IS over ! Thank you , next! ❤️ https://t.co/iQKLQ9dP4Q
— Miley Ray Cyrus (@MileyCyrus) 2018年12月14日
「彼らの耳にはニュースは入ってこないの?! 戦争は終わり! ありがとう、次!」
カニエの大爆発がツイッター上でワールドトレンド入りするなか、アリアナとマイリーの新曲もファンたちの間では負けないほど話題に。
プライベートでも仲が良いことで知られるアリアナ&マイリー。2人の歌姫の思わずクスッとくる“やりとり”は、カニエの突然の怒りの炎に戦々恐々とする人々に、ひとときの癒しをもたらしていた。(フロントロウ編集部)