アジア系の役を演じたことを謝罪
米ロサンゼルスで開催中のゴールデン・グローブ賞授賞式のオープニングで、女優のエマ・ストーンが2015年公開(日本劇場未公開)の映画『アロハ』で、ハワイ先住民と中国人をルーツに持つヒロインを演じたことを謝罪した。
事の発端は、司会を務めた女優のサンドラ・オーが、授賞式のモノローグで「オール・アジア系キャストの映画『クレイジー・リッチ!』がミュージカル&コメディ部門の作品賞にノミネートされたのは、『ゴースト・イン・ザ・シェル』と『アロハ』以来ね」という皮肉を込めたジョークを飛ばしたことにある。
Emma Stone yelling I'M SO SORRY to Sandra Oh after 'Aloha' joke is everything i needed tonight, thanks #GoldenGlobes pic.twitter.com/Wu44QiYFH7
— emma stone daily (@dailyemmastone) 2019年1月7日
サンドラが名前を出した『ゴースト・イン・ザ・シェル』も『アロハ』も、“ホワイトウォッシング”された作品として知られている。
記事の冒頭で少し説明したが『アロハ』では、ハワイ先住民&中国人をルーツに持つ主人公のアリソン・インを白人のエマが演じ、日本の漫画『攻殻機動隊』が原作の『ゴースト・イン・ザ・シェル』では、主人公の草薙素子を同様に白人のスカーレット・ヨハンソンが演じてどちらも波紋を呼んだ。
事の重大さをよく理解していたエマは、サンドラの痛烈ジョークを聞くや否やすぐさま「ごめんなさい!」と大声で謝罪。過去にこの件についてすでに謝罪しているエマだが、今回再び謝罪し、真摯な姿勢を見せた。(フロントロウ編集部)