ゴールデン・グローブ賞授賞式のオープニングで、オスカー女優のエマ・ストーンが「ごめんなさい!」と大声で“ガチ謝罪”するひと幕があった。そのワケとは?(フロントロウ編集部)

アジア系の役を演じたことを謝罪

 米ロサンゼルスで開催中のゴールデン・グローブ賞授賞式のオープニングで、女優のエマ・ストーンが2015年公開(日本劇場未公開)の映画『アロハ』で、ハワイ先住民と中国人をルーツに持つヒロインを演じたことを謝罪した。

画像: アジア系の役を演じたことを謝罪

 事の発端は、司会を務めた女優のサンドラ・オーが、授賞式のモノローグで「オール・アジア系キャストの映画『クレイジー・リッチ!』がミュージカル&コメディ部門の作品賞にノミネートされたのは、『ゴースト・イン・ザ・シェル』と『アロハ』以来ね」という皮肉を込めたジョークを飛ばしたことにある。

 サンドラが名前を出した『ゴースト・イン・ザ・シェル』も『アロハ』も、“ホワイトウォッシング”された作品として知られている。

 記事の冒頭で少し説明したが『アロハ』では、ハワイ先住民&中国人をルーツに持つ主人公のアリソン・インを白人のエマが演じ、日本の漫画『攻殻機動隊』が原作の『ゴースト・イン・ザ・シェル』では、主人公の草薙素子を同様に白人のスカーレット・ヨハンソンが演じてどちらも波紋を呼んだ。

 事の重大さをよく理解していたエマは、サンドラの痛烈ジョークを聞くや否やすぐさま「ごめんなさい!」と大声で謝罪。過去にこの件についてすでに謝罪しているエマだが、今回再び謝罪し、真摯な姿勢を見せた。(フロントロウ編集部)

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