アルバム『アストロワールド』が絶好調のラッパーのトラヴィス・スコットが、物議を醸しているスーパーボウルのハーフタイムショーに出演することを決めた「条件」とは?(フロントロウ編集部)

出演決めた「たったひとつの条件」とは?

 NFLのチャンピオンを決めるスーパーボウルのハーフタイムショーに、アダム・ラヴィーン率いるマルーン5とラッパーのビッグ・ボーイとともに、人気ラッパーのトラヴィス・スコットが出演することが正式発表された。

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 毎年1億人は視聴すると言われ、アメリカの一大イベントとして盛り上がるスーパーボウルだけれど、今年は元NFL選手のコリン・キャパニックらが行った、人種差別撲滅を訴えるひざつきのムーブメントにNFLが消極的なスタンスを示したことが影響し、ボイコット運動が活発し、物議を醸している。

 観戦をボイコットする運動や、ハーフタイムショーへの出演を拒否するアーティストが続出するなか、スーパーボウル出演を決めたトラヴィスが声明文を発表。

「信念に立ち上がるすべての人を応援します」「アーティストとして人々をインスパイアするのが僕のパワーだとわかっています。だから、スーパーボウルのハーフタイムに出演することを認める前に、僕はNFLとのパートナーシップを組んで大事なドネーションをすることを明確にします。僕はDreamCorps(※)という団体をサポートできることを光栄に思います。この団体の行いが誰かをインスパイアし、変化を促してくれることを願います」
※ドリーム・コープス(Dream Corps)は、社会正義をモットーに人権問題の解決から刑事司法制度の改正、エンジニアの育成、環境問題の改善まで、様々な社会問題の改善を目指すNPO団体。

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 この声明文でトラヴィスは、NFLとともにNPO団体Dream Corpsに50万ドル(約5,400万円)を寄付することを条件にスーパーボウル出演を決めたことを明かした。

 異例の事態で開催される今年のスーパーボウルは、米ジョージア州アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムにて現地時間2月3日に行われる。(フロントロウ編集部)

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