Photo: ニュースコム、Time's Up official site、instagram
黒いドレスを着て映画業界の地位向上を叫んだTIME’S UPから1年。今、「4%チャレンジ」が話題に!(フロントロウ編集部)

 2018年ゴールデン・グローブ賞で女性の映画関係者が黒いドレスを着て、映画業界における女性の地位向上を目指し始まったTIME’S UPキャンペーン。2年目の今年はTIME’S UP X2とキャンペーン名を更新し、さらなる活動を行っている。

画像1: TIME’S UPの次はこれ!「#4パーセントチャレンジ」が新トレンド

 しかしそんな中、2007年から2018年の11年間でヒットした映画トップ1,200作品の中で、女性が監督した作品はたったの4%だったことが判明。それをうけて、Time’s UPと南カリフォルニア大学がこの#4percentChallengeを企画。そして、『メン・イン・ブラック : インターナショナル』の主演女優テッサ・トンプソンが、サンダンス国際映画祭で行ったスピーチ内でこのチャレンジをアナウンスした。

 気になる4%チャレンジの内容は、今から18ヵ月の間に女性監督と仕事をすると表明していくシンプルなもの。

画像2: TIME’S UPの次はこれ!「#4パーセントチャレンジ」が新トレンド

 このチャレンジにTwitterなどで続々と参加を表明するコメントが挙がっている。

 女優であり、女優の活躍の幅を広げたいと自身でテレビドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』の制作総指揮も務めたリース・ウィザースプーンも参加を表明。

 テッサ・トンプトンはスピーチの後のツイートで、「どの男性俳優が参加してくれるの?」と、女性だけでなく男性の賛同も呼びかけた。

 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の監督であるJ.J.エイブラムスは、自分だけでなく自身の制作会社もチャレンジに参加するとツイート。

 さらには、ユニバーサルスタジオやドリームワークスの親会社である大手映画製作配給会社ユニバーサルフィルムドエンターテイメントグループも参加を表明した。

  そのほかにも女優のジェニファー・ロペスやオリビア・ワイルド、有名映画プロデューサーなど多くの著名人がすでに参加を表明している。

 最近映画業界の中でも、とくに注目されている女性監督問題。昨年のゴールデン・グローブ賞では、ナタリー・ポートマンが男性しかノミネートされていない監督賞に舞台上から皮肉を言い放って称賛されたり、今年のアカデミー賞でもまた女性がいないことが問題に。しかし、この4%チャレンジが終わる18ヵ月後には女性監督が増えているかもしれない。(フロントロウ編集部)

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