夫ヘンリー王子とともに、イギリス西部の港湾都市ブリストルを訪問したメーガン妃が、現地のある慈善団の施設をサプライズ訪問した。
夫妻が訪れたのは、貧困や薬物などへの依存をきっかけに路上売春へと身を落としてしまった女性たちの更生や社会復帰をサポートするチャリティ団体「One 25(ワン・トゥウェンティ―ファイブ)。
ヘンリー王子とメーガン妃は、施設内でボランティア職員たちと懇談し、One25の活動や女性たちを取り巻く現状などについて説明を受けた。
One 25は、週に5日、生活に困窮する女性たちに食糧や衣類、応急手当用品、コンドーム、防犯アラームなどを入れた配給バッグを配布している。
ヘンリー王子とメーガン妃は、この日、その配給バッグに入れるアイテムの仕分けや梱包などの作業を手伝ったのだが、その際、メーガン妃は、自らペンを取り、食糧の中に含まれていたバナナに1本1本、女性たちへのポジティブなメッセージを書き込むという、心温まる工夫をプラス。
バナナには「You are loved(あなたは愛されている)」、「You are brave(あなたは勇敢)」、「You are special(あなたは特別)」といった、孤独や困難と闘う女性たちを勇気づける言葉の数々が。
メーガン妃は、周囲のスタッフにペンを探して欲しいと頼んだ際、このアイディアは、あるアメリカの小学校の食堂で、スタッフの女性が子供たちを励ますために毎日バナナにメッセージを書き込んでいるというニュースからヒントを得たものだと説明。「小さな工夫だけど、素晴らしい発想だと思ったの」とヘンリー王子やその場にいた人々に熱弁していた。(フロントロウ編集部)