Tシャツの胸元に「21 Savage」の文字
米現地時間2月10日(日本時間2月11日)にロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催された第61回グラミー賞授賞式で、主要部門の「年間最優秀レコード」と「年間最優秀アルバム」を含む4部門でノミネートされていたポスト・マローンが、レッド・ホット・チリ・ペッパーズとのコラボパフォーマンスの際に着ていた“Tシャツ”が話題になっている。
この日、ポストがメドレーで披露した大ヒット曲「ロックスター(Rockstar)」のパフォーマンスは、本来、同曲でフィーチャリングに迎えたラッパーの21サヴェージ(21 Savage)と一緒に行なう予定だった。
しかし、先日、21サヴェージが不法滞在の容疑でアメリカの移民・関税執行局(ICE)に身柄を拘束されてしまったことで、21サヴェージと夢の舞台に立つことができなくなってしまったポストは、かわりに彼の名前が書かれたTシャツをジャケットの下に着てステージへ。衣装を利用した粋な方法で、“心は21サヴェージとともにある”というメッセージを発信した。
名前入りのTシャツを着ただけで、授賞式前のインタビューやパフォーマンス中に21サヴェージのことについて触れなかったポストに対し、一部の人たちから批判の声も上がっているが、政治を持ち込むことで生じるトラブルを避けたい主催者側の意向をくんでの判断だった可能性も考えられる。
ちなみに、ファンのあいだで「鬼カッコイイ」と話題になっている、ポストとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのコラボパフォーマンスの動画はコチラから。
(フロントロウ編集部)