シンガーのケイティ・ペリーがプロデュースするファッションブランド「ケイティ・ペリー・コレクション(Katy Perry Collection)」で販売されていた靴のデザインが、人種差別的だとして非難が殺到。ブランドが発表した公式声明文でケイティが謝罪&すぐに販売中止の措置が取られた。(フロントロウ編集部)

「ブラックフェイス」と非難される

 ケイティ・ペリーがプロデュースするファッションブランド「ケイティ・ペリー・コレクション(Katy Perry Collection)」で販売されていた、黒い靴を顔に見立てて目、鼻、口の装飾をした商品が「ブラックフェイス(※)」を連想させるとして、サイトの利用者や購入者から批判が殺到している。
※ブラックフェイスとは黒人以外の人種の人間が肌を黒く塗るという差別行為のことを差す。

画像: ザ・ルー・アンド・ザ・オラ(The Rue and The Ora)と名付けられたコチラの商品が、「黒人差別」にあたるとして批判されている。

ザ・ルー・アンド・ザ・オラ(The Rue and The Ora)と名付けられたコチラの商品が、「黒人差別」にあたるとして批判されている。

 この騒動を受けて、ケイティはブランドの公式声明文を通じて謝罪。問題視されている商品の販売を中止することを発表した。

 「ザ・ルー・アンド・ザ・オラ(靴の名前)は、昨年の夏にコレクションの一部として販売されたもので、ブラック、ブルー、ゴールド、グラファイト(黒鉛)、リード(鉛)、ヌード、ピンク、レッド、シルバーの全9色で展開しており、モダンアートやシュールレアリズム(超現実主義)を表現したものでした。今回、私たちがデザインした靴がブラックフェイスを連想させると指摘されていることを知って、深い悲しみを感じています。誰かに苦痛を与えるつもりはまったくありませんでした。当該の商品はただちにサイトから取り下げさせて頂きます」

 つい最近だと、プラダ(Prada)がブラックフェイスを思わせるキャラクターの商品を販売して大問題になったほか、グッチ(Gucci)も独特なデザインのセーターが黒人の身体的特徴を差別的に表現しているという理由で非難を受けた。(フロントロウ編集部)

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