英王室のヘンリー王子の妻メーガン妃との確執が報じられている実父トーマス・マークルが、昨年8月にメーガン妃から受け取った「直筆の手紙」を公開。そこに書かれていた内容とは?(フロントロウ編集部)

 2017年に英王室のヘンリー王子と婚約した頃から、実父のトーマス・マークルや義母姉のサマンサ・マークルら、家族との確執が連日のように報じられているメーガン妃(旧姓メーガン・マークル)。とくに、父であるトーマス氏との関係は、昨年5月に執り行われたメーガン妃とヘンリー王子の結婚式を境にさらにこじれており、親子の絆に亀裂が生じている。

画像: メーガン妃(旧姓メーガン・マークル)と父トーマス・マークル。

メーガン妃(旧姓メーガン・マークル)と父トーマス・マークル。

 そんななか、メーガン妃が王室に嫁いでから「まったく連絡が取れない」と訴えていたことを、メーガン妃の友人たちから「嘘だ」と暴露され、しばらく沈黙を貫いていたトーマス氏が、なんと昨年8月にメーガン妃から受け取ったという「直筆の手紙」を公開する強硬手段に出た。

 トーマス氏が英Mailに公開した手紙には、メーガン妃の悲痛な胸の内がつづられていた。

父に対するメーガン妃の本心

 手紙の冒頭で、メーガン妃は一連の騒動をめぐる本心を明らかに。

 「パパへ。私は、あなたがなぜこの道を選んだのか、あなたが引き起こしている苦しみをなぜ見て見ぬふりをするのか理解できず、とても重苦しい気持ちでこの手紙を書いています。

 あなたの行動は、私の心を何千ものかけらへと粉々に砕きました。それは、あなたが不当で必要のない苦しみを与えているからだけではなく、周りから操られているせいで、真実を伝えないという決断を下したからです。私には一生理解ができません」

画像: 父に対するメーガン妃の本心

結婚式に“花嫁の父が不在”の真実

 結婚式の直前に、心臓発作により一時入院していたトーマス氏は、健康上、式に出席することに問題はなかったが、メーガン妃を利用してメディアに露出しまっくていることを批判されたため、娘に恥ずかしい思いをさせたくないという思いから式への不参加を決めた。

 「あなたは、結婚式に出られないことを伝えるために私に『電話した』とメディアに言いました。でもそんなことは起こってない。なぜなら、あなたは一度も私に電話なんてしてこなかったから」

 トーマス氏の不在により、式当日はヘンリー王子の父チャールズ皇太子がかわりにバージンロードをメーガン妃と一緒に歩いた。

画像: 結婚式に“花嫁の父が不在”の真実

メーガン妃からの経済的援助の有無

 トーマス氏がメーガン妃から「経済的に援助をしてもらったことも、援助をしてほしいとお願いしたこともない」と主張していることに対し、メーガン妃はこう反論している。

 「あなたは、私があなたに対してまったく経済的援助をしていないうえに、あなた自身、私に一度も助けを求めたことがないと言っていましたが、それも真実ではありません。去年の10月に、『もし僕がお金のことで君に頼りすぎているなら、それは謝る。僕の忠誠心に誓って、君を切り札として使っている訳ではないと断言できる。でも、もし可能ならばもう少し援助してくれないか。お願いだ』と書かれたメールを私に送ってきたでしょう」

画像: 手紙の公開に踏み切ったトーマス氏。

手紙の公開に踏み切ったトーマス氏。

 「私はいつだってあなたのことをただ愛し、守り、肩を持ってきた。できる限り経済的に支援をしてきたし、あなたの健康を心配して、つねに何か力になれる方法はないかとたずねてきたわ。だから、結婚式の週にあなたが心臓発作を起こしたことをニュースを見て知ったとき、すごくコワかった。電話もしたし、メールもしたわ…。助けになりたいとあなたに懇願した。私たちはあなたのもとに人も送ったでしょ…。でも、あなたは援助だけ受け入れて、私と話すことも電話に出ることもせず、メディアの人間と話すことを選んだ」

家族問題をめぐるメーガン妃の言い分

 メーガン妃が王室に嫁いでからというもの、彼女に対する不満や怒りを露わにし、もはや誰にも手がつけられないほど暴走する義母姉のサマンサのことを、メーガン妃はこの手紙のなかで「ほとんど面識がない」と語っている。

画像: メーガン妃いわく、ほとんど面識がない義母姉サマンサ。

メーガン妃いわく、ほとんど面識がない義母姉サマンサ。

 実際、メーガン妃の母ドーリア・ラグランドとトーマス氏は、メーガン妃がまだ6歳だった頃に離婚しており、両親の離婚後、メーガン妃は母ドーリアのもとで育てられた。そう考えると、メーガンがサマンサのことを“ほとんど知らない”というのも納得できる。

 「もし、メディアに話していたように私のことを愛しているなら、お願いだからもうやめて。どうか私たちに平和に暮らさせてください。嘘をつくのも、苦しみを生み出すのも、夫と私の関係を利用するのもどうかやめてください…。あなたは今、逃げ場のない(ように感じているかもしれない)ウサギの巣穴の奥の底にいるのでしょうけれど、一度立ち止まってみれば、清い心で生きるということが、どんな報酬よりも価値があるということがわかると思う。

 私はくだらないゴシップを読むのをやめるよう、あなたに強くお願いした。あなたはネットにあふれる私に関する嘘をクリックし、とりつかれたように見ていた。とくに、私はほとんど面識のない、あなたのもう1人の娘(※)が生みだした嘘にね。…彼女の悪意のある嘘のせいで私が苦しむのを、あなたは黙って見ていた。私は本当にボロボロに今にも崩れ落ちそうだったのに」
※義母姉のサマンサ・マークル

画像: 母ドーリア(左)はメーガン妃&ヘンリー王子夫妻と一緒に公務に参加するほど、夫妻と良好な関係を築いている。

母ドーリア(左)はメーガン妃&ヘンリー王子夫妻と一緒に公務に参加するほど、夫妻と良好な関係を築いている。

 「私たちはみんなはじめからあなたを助け、守ろうとしたの。わかるでしょ。だから、あなたに対して寛大で、優しくて、思いやりのあるヘンリーをあなたが攻撃したとニュースを見て知った時は、おそらく最もツラいことだった。

 なぜだかわからないけど、あなたはこれらの嘘をねつ造し、架空の話を作りあげて、自分で作ったクモの巣に自分自身をはめることを選ぶのね。私がよく眠れるように手助けしてくれるものは信仰と、嘘はいつかバレるという確信と、信仰だけが私をよく眠れるようにしてくれる」

メーガン妃と「連絡が取れない」は“嘘”

 先日、メーガン妃の友人らが言っていた通り、メーガン妃自身も結婚前と電話番号が「変わっていない」と断言。さらに、結婚式の直前にトーマス氏の“ヤラセ”写真疑惑が発覚したあとも、トーマス氏への愛は変わらないと直接伝えたことを明かした。

 「…あなたを信頼していたし、信用していた。それから『愛している』と伝えたわ。防犯カメラ(※)の映像が世に出た翌日の朝にね。結婚式を挙げてから音沙汰なしで、私に連絡する方法すらないと言ってたけれど、私の電話番号は以前と同じよ。わかっているはずよね。メールもなければ、不在着信もない。あなたは連絡しようとすらしていない。ただひたすら世界中のメディアのインタビューに応じて、人を傷つけるような嘘ばかり言ってお金をもらっているだけ」
※トーマス氏とともにインターネットカフェを訪れたあるパパラッチが、カフェの使用料金を支払い、カメラ写りを意識してパソコン画面の角度を調整したりする姿などが防犯カメラの映像に収められていた。

画像: メーガン妃と「連絡が取れない」は“嘘”

 ただし、トーマス氏はメーガン妃と最後に直接話したのは「結婚式の3日前」だと、この手紙への返事で主張している。

 手紙に書かれていた内容は、どれもトーマス氏の「嘘」を暴くものばかりで、自分で自分の首を絞めているようにも思えるが、トーマス氏はこの手紙の内容を公表することで、メーガン妃には自分と仲直りをするつもりはなく、そのことに「深く傷ついている」ということを伝えたかったようだ。


 この手紙のなかでメーガン妃が、「(嘘をつくのを)お願いだからもうやめて。どうか私たちに平和に暮らさせてください」と懇願し、再三にわたってメディアと関わることをやめるよう訴えたにもかかわらず、手紙を公開してしまったことにメーガン妃は相当驚いたのではないかと思いきや、じつはそうでもないらしい。

 関係者が米Us Weeklyに語った話によると、メーガン妃は一縷(いちる)の望みで父が手紙を流出させないことを心から願っていたものの、こうなることを心のどこかで予想していたという。とはいえ、すべてをさらけ出した手紙の内容を勝手に公開され、利用されたことに「深く傷ついている」と関係者は語る。

 ちなみに、今回の手紙流出に関して王室は一切反応していないが、エリザベス女王はメーガン妃の一連の家族問題に頭を抱えており、自身の思いをメーガン妃に直接伝えたとの話もある。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.