マイケルの楽曲を「放送禁止」に?
マイケル・ジャクソンの児童虐待を被害者が告発したドキュメンタリー映画『リーヴィング・ネバーランド(Leaving Neverland)』が今週イギリスでテレビ放送されることを受けて、イギリスの大手ラジオ局がマイケル・ジャクソンの楽曲を放送禁止したと報じられている。
英国内で最も人気と言われるラジオ局BBC Radio 2が、現地時間2月24日を境にマイケルの楽曲を放送しなくなったことから、同曲がマイケルの楽曲を取り下げたと米Timeが伝えた。
キング・オブ・ポップの名で音楽界のレジェンドとして崇められているマイケルの光の姿と、同ドキュメンタリー番組で描かれるセクハラの加害者としてのマイケルの影の姿に、番組側と疑惑を全否定するマイケル側が対立しているなかで、ネットでもマイケルの光と影の姿について様々な意見が飛び交い物議を醸している。
そんな状況下で、BBCラジオからマイケルの楽曲が流されなくなったという報道は、大きな注目を浴びている。
BBCがコメント
こうした反響を受けて、英BBCが英Expressにコメントを発表。
「マイケル・ジャクソンの楽曲がプレイリストから取り下げられたということは事実に反しています。新たなプレイリストに彼の楽曲がないだけです」「我々は楽曲がアーティスト、そしてマイケル・ジャクソンを放送禁止しません。他のアーティストと同じようにBBC ラジオでは音楽を適切なオーディエンスとコンテンツに合わせて選曲しています」と、意図的にマイケルの楽曲を排除したわけではないと説明した。
とはいえ、マイケルの楽曲を放送禁止にはしていないとしたものの、今後の予定としてマイケルの楽曲がラジオで流れるかどうかについては言及しなかった。
ちなみにBBCは、マイケルのスキャンダラスな人生と輝かしいキャリアを振り返るドキュメンタリー番組『マイケル・ジャクソン:ザ・ライズ・アンド・フォール(Michael Jackson: The Rise And Fall)』を今年中にテレビ局BBC Twoで放送する予定。(フロントロウ編集部)