インフルエンサーとして大活躍
つい先日、ドラマ『フルハウス』とその続編『フラーハウス』に出演するレベッカ役の女優ロリ・ロックリンをふくむ33名が、裏口入学を斡旋していた男に多額の報酬を渡して、子供をアメリカ国内の名門大学に入学させた容疑で逮捕されるという前代未聞の事件が発生。
今回の件で逮捕されたロリと夫でファッションデザイナーのモッシモ・ジャヌリは、それぞれ約1億1,000万円の保釈金を払ってすでに保釈されているが、ズルをしてまで娘たちを良い大学に通わせようとした2人に対する世間の風当たりは強く、今のところ批判の声がやむ気配はない。
そんななか、アメリカ全土を揺るがす今回の受験スキャンダルで、ロリと夫のモッシモよりも注目を浴びている人物が。
それはほかでもない、裏口入学で名門南カリフォルニア大学(以下USC)に進学したロリの愛娘オリヴィア・ジェイド。
現在19歳のオリヴィアはYouTubeのチャンネル登録者数約190万人、インスタグラムのフォロワー数約140万人を誇るいわゆる“インフルエンサー”として、裏口入学が発覚する前から注目を浴びる存在だった。YouTubeに頻繁にアップしていた、メイクのチュートリアルや最近購入した洋服などのレビュー動画が人気で、なかには現役の学生らしく大学生活をテーマにした動画も。
また、人気女優の母親を持つ“2世セレブ”という共通点から、プライベートで元祖スーパーモデルのシンディ・クロフォードの愛娘でモデルのカイア・ガーバーと親しくするなど、交友関係が華やかなことでも知られている。
過去の“失言”が再び炎上
じつは、今回の騒動でオリヴィアが注目を浴びている理由はほかにもある。先ほど、過去に彼女がYouTubeにアップした動画のなかに大学生活について言及したものがあるとお伝えしたが、オリヴィアはかつてそこで「大学にちゃんと通うかはわからない。とりあえずみんなに相談して、学業と私生活を頑張って両立できるようにしようとは思ってる。でも、大学のスポーツチームの試合とかパーティーには行きたいな。学校には全然興味ないけど」と発言して、炎上したことがある。
その後、自らの失言を訂正するべく『アイム・ソーリー(ごめんなさい)』というタイトルの動画を投稿し、「ものすごく無知でバカな発言だった。良い大学に行けるのに、そのことに全然感謝していなかった。大学なんてどうでもいいと思ってるように聞こえたんじゃないかな。撤回できるならそうしたい。私はただYouTubeで成功を収めて、学校のことを心配しなくてもすむようになりたいだけなの。(あんなことを言った)自分に自分で幻滅してる」と謝罪し、反省する様子を見せていた。
これらはすベて裏口入学が発覚する前に起きたことなのだが、オリヴィアが不正な方法で大学に入っていたことがわかった今、この時の発言が掘り返されて再び炎上する事態に。
裏口入学に関する事実をオリヴィアがどこまで知っていたのかはわからないが、今回の受験スキャンダルによってインフルエンサーとして築き上げた“オリヴィアブランド”とイメージは完全に崩壊。スポンサーシップを結ぶブランドとの契約を解除されたという話も出ている。(フロントロウ編集部)