現地時間3月14日に開催された2019年度アイハートラジオ・ミュージック・アワード(iHeart Radio Music Award)で最優秀ツアー賞と最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞したシンガーのテイラー・スウィフト。
ファンへの感謝を語った熱いスピーチを披露し、会場やお茶の間に感動を届けたテイラーだったが、この日、始終笑顔だった彼女が、一瞬だけ明らかに嫌悪感を顔に出す場面があった。
その場面とは、同アワードのホストを務めたラッパーのT-ペインが、オープニング・トークの中でテイラーと初めて会った際のことをネタにしてジョークを飛ばした場面。
T-ペインは、何を思ったか、まず、テイラーの高身長をイジり、こう発言。
「テイラー、そういえば君に謝ってなかったことがある。君と初めて会ったとき、俺は、きみがあまりにも背が高すぎて、何か(踏み台のような物)の上にでも立ってるんじゃないかと思ったよ」
テイラーの身長は178㎝、そしてT-ペインの身長は173㎝と確かにテイラーのほうが5㎝ほど高い。テイラーと実際に対面してみて、彼女が自分よりも背が高いことに驚いたというT-ペインはこんな風に続けた。
「だったら俺も同じ物の上に立たなきゃって、足元も見ずに動いたら、バーンと君のおっぱいに頭突きしちまった。だからゴメンな。わざとじゃなかったんだ」
この自分の容姿やバストをネタにしたジョークに、最初はカメラに抜かれていることを意識してか、笑顔を作っていたテイラーもゲンナリ。表情を引きつらせる様子が全国放送のカメラに収められた。
その様子がコチラ。
This @TPAIN exchange w @taylorswift13 was the most awkward thing I’ve seen in the history of forever. #iHeartAwards2019 #eekface pic.twitter.com/kbdRHQZQYU
— Jim Chandler (@JimChandler1075) 2019年3月15日
T-ペインのほぼセクハラのようなジョークにテイラーのファンたちは激怒。
SNS上では「最悪のジョークだった」、「そりゃ、テイラーもあの顔になるよ」とブーイングが噴出するとともに、テイラーがセクハラ事件の被害者であることを引き合いに出し、「彼女がセクハラ被害者だって分かって言ってるのか?」、「無神経すぎる」と批判する人も。
着ぐるみやマスクで変装して、正体を隠した複数のセレブが歌唱力を競い合う新シリーズ『The
Masked Singer(ザ・マスクド・シンガー)』に出演し、最近になり、一気に再ブレイクしたT-ペインだったが、テイラーとのこの一件で評判はガタ落ち。逆に、彼の悪趣味なジョークに怒りを爆発させなかったテイラーの株は上がっている。(フロントロウ編集部)