「ヘイトクライム自作自演」騒動のこれまで
1月29日にジャシー・スモレットが、シカゴの自宅から出て来たところを2人組の男に襲われて暴行を加えられる事件が発生。同性愛者であることをカミングアウトしているジャシーは、犯人たちに人種や性的指向を差別する暴言を浴びさせられたと証言。警察はヘイトクライムの可能性もあるとして捜査を進めた。
ところがその後、ジャシーを襲った男たちがジャシーの知人だったことが発覚。警察は『Empire 成功の代償』の出演料が低いことを不満に持ち事件を自作自演したとしてジャシーを逮捕。対するジャシーは疑惑を否定し続け、3月末にシカゴ検察が彼にかけられていた16件の罪状を全て不起訴にすると発表した。
正式にシーズン6で復帰か!?
自作自演疑惑の渦中、ジャシーの『Empire 成功の代償』への出演は保留状態に。彼が演じるジャマル・ライオン役は他の俳優が代役を務めるのではないかともウワサされていた。
しかし起訴が取り下げられたことで事態は一転。主人公クッキー・ライオン役のタラジ・P・ヘンソンが米トーク番組『ザ・ビュー(The View)』に出演した際に、ジャシーが新シーズンにカムバックするのかという質問を受け、シンプルに「そうよ。その他には聞いてないわ」と答えた。
ジャシーは、クッキーの息子ジャマル役でシーズン1からレギュラー出演し、『Empire 成功の代償』のスピンオフとなるシリーズ『STAR 夢の代償』にも同役でゲスト出演している。現在、『Empire 成功の代償』は米FOXにてシーズン5が放送中。シーズン6の制作は正式には発表されていないが、タラジいわく、シーズンが更新されればジャシーはジャマル役で帰ってくるという。
ジャシーは不起訴になったとは言え、彼を不起訴にしたシカゴ検察が批判を受けており、まだ騒動の火種は消えていない。そんななかでシリーズ復帰となれば風当たりは強そうだが、不起訴が発表されたときに「ついに真実が表に出てきたことを嬉しく思う」と米TV番組でコメントしていたタラジは、共演者を擁護しつづけている。(フロントロウ編集部)