「何も聞こえない…」アリアナの訴え
現在開催中の音楽フェス、コーチェラ(Coachella)でヘッドライナーを務めているアリアナ・グランデがフェス3日目についにステージに降臨した。
アルバム『スウィートナー』の楽曲を中心に、過去のヒット曲も披露。さらにはインシンクのメンバーやディディー、ニッキー・ミナージュがサプライズ登場したアリアナのステージは、無事に終わったと思われたが、じつはアーティストにとって致命的なトラブルが起きていた。
すでに「Arichella(アリチェラ)」と略されて大きな話題になっているアリアナのステージで、そのトラブルが見られたのは、アリアナとニッキーとのシーン。
2014年にアリアナとニッキーがジェシー・Jとコラボした「Bang Bang(バン・バン)」を披露したパフォーマンスで、アリアナとニッキーの歌声がメロディとずれ始めた。
ライブでは、アーティストがあえてメロディと歌声をずらすことがあるけれど、それにしては音楽と声が合っていない。
なんとアーティストのつけているイヤホンからメロディが聞こえなくなってしまうトラブルが発生。ついにアリアナがしびれを切らし、サビ部分が終わりニッキーのラップに差し掛かった時に、曲に合わせて「何も聞こえない」と歌って関係者に合図。
それでもなかなか改善しない音響状況にアリアナがもう一度「何にも聞こえないってば!」と叫び、イヤホンに指をあてて様子がおかしいことを伝えた。まさかのトラブルだが、メロディが聞こえないにもかかわらずニッキーがラップし続けてその場をなんとか乗り越えた。
数万人が観賞する大きなステージでも歌うことを止めなかったニッキーのプロ根性に、ネットでは「さすがプロ!」と称賛するコメントが多い。
このトラブル以外にも、アリアナのステージではゲストアーティストの音声が聞こえなくなるトラブルが発生していた。
コロラド砂漠の一角、コーチェラ・バレーで行なわれるコーチェラ・フェスティバルでは、ただでさえ音響状態が不安定なうえ、強風などの影響で毎年のように音響トラブルが発生している。(フロントロウ編集部)