メーガン妃といえば、2018年5月に行なわれたヘンリー王子とのロイヤル・ウェディングの招待状の印刷にアメリカ製のインクを使用したり、カリフォルニア州出身のパティシエにウェディングケーキの制作を依頼したり、アーチー(※)の出産前には、イギリスではあまりなじみのないアメリカの伝統行事ベビーシャワー(妊婦のためのお祝いパーティー)を開催するなど、イギリス王室に嫁いで以来、彼女なりの方法で故郷アメリカの文化を持ち込んでいることで知られている。
※現段階でエリザベス女王から「王子」の称号を与えられていないため王子ではない。
イギリスの文化をリスペクトしながらも、自身が生まれ育った国であるアメリカを愛し、アメリカ人であることに強い誇りを持っているとメーガン妃は、息子のアーチーにも、アメリカ流の文化を継承したいと考えていると伝えられている。
そんなメーガン妃の希望を汲む形でヘンリー王子もアーチーの子育てにアメリカ流の方式を取り入れることに賛成していると言われている。夫妻が検討していると言われる2つの教育法とは?
ナニーにアメリカ人を起用?
以前フロントロウでもお伝えしたように、メーガン妃とヘンリー王子はアーチーのナニー(住み込みのベビーシッター兼家庭教師)にはイギリス人でなくアメリカ人を起用したいと考えていると伝えられている。
ベテラン王室専属記者のラッセル・マイヤーズは米情報番組の『Good Morning America(グッド・モーニング・アメリカ)に「ナニーには、女性が起用されるかもしれませんが、男性が起用される可能性もあります」とコメント。
欧米の幼児教育においては、ナニーは両親にも匹敵するほど重要な役割を担う存在。そんなナニーに男性を起用する可能性が浮上していることも、伝統を重んじ、これまでナニーは女性が担当することが多かったイギリス王室においては画期的なこと。
さらに、関係者は英Mirrorに「メーガン妃は制服を着たスタッフのような人ではなく、家族の一員のように親しみを感じられる人を所望しているようだ」と話している。
アメリカン・スクールに入学する可能性も
誕生したばかりのアーチーの“進学先”を話題にするのは少々気が早い気もするが、英The Times Londonはヘンリー王子&メーガン妃の子息が、将来、アメリカン・スクールに進学する可能性について報じている。
その進学先として名前が挙がっているのが、一家の住居であるフロッグモア・コテージにほど近い、サリー州エガムにあるACSインターナショナルスクールズ。
以前は「アメリカン・コミュニティ・スクール」と呼ばれていた同校は、その名の由来の通り、アメリカの教育法に基いて運営を開始した私立学校。イギリス国内において国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)(※)とアメリカの高校卒業資格の両方が得られる唯一の教育機関として知られており、将来国際的な活躍を目指す生徒や保護者達から注目を集めている。
※1968年にスイス・ジュネーブで設立された非営利組織・国際バカロレア機構(IBO)が認定する教育プログラム。世界75か国約2500以上の大学の入試において、自分の能力を証明する資格として広く活用されている。
古き良きイギリスの伝統と革新的な国アメリカの文化の両方を吸収しながら育つこととなるヘンリー王子&メーガン妃夫妻の長男アーチー。二重国籍を持つ彼が将来どんな人物に成長するのか、今から興味深い。(フロントロウ編集部)