ザックが語る「殺人鬼」を演じるということ
全米で最も恐ろしい殺人鬼のひとりとして知られる悪名高きテッド・バンディ役をザック・エフロンが演じ、テッド・バンディの無実を信じ続けた恋人エリザベス・クレプファー役をリリー・コリンズが演じる映画『エクストリームリー・ウィキッド、ショッキングリー・イーヴィル・アンド・ヴァイル(Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile)』が、5月3日に欧米のNetflixで配信される。
ザックが初めて殺人鬼を演じたことで制作段階から大きな注目が集まっている本作のヨーロッパプレミアが英ロンドンで開催。
主演のザックとリリーをはじめとするキャスト陣と、ジョー・バーリンジャー監督などが登場したレッドカーペットで、ザックは実在した殺人鬼を演じる難しさを語った。
「今まで自分自身とキャラクターを区別しなきゃいけない役を演じたことがなかったから、夜に家に帰った時に(区別することが)不可能とさえ感じた。僕は(そのハンドリングが)上手くいったと言いたいところだけどできなかった」
さらにザックは、「連続殺人鬼役に興味を持ったことがなかったし、ひどい人間や彼の行動を引き立たせたいとも思わない。でも僕たちがテッドの魂や彼の恋人リズに入り込んでいく過程には何か特殊なものがあった」と発言。
少なくとも30人の若い女性を強姦し残虐な方法で殺害したテッド・バンディを演じることで、実在した犯罪者を美化してしまうかもしれない。そんな懸念から、こうした役を演じてこなかったザックは、テッド・バンディのことを「自分が思い描いていたありがちな連続殺人鬼とは異なる」と表現した。
映画『ExtremelyWicked, Shockingly Evil and Vile(原題)』は、5月3日に全米のNetflixで配信スタート。日本での公開の詳細はまだ明らかになっていない。(フロントロウ編集部)