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英マクドナルドで新しく生まれ変わった「あるもの」に苦情が殺到…。あまりにも不評すぎて、元に戻すことを要求する署名運動まで始まる事態に!?(フロントロウ編集部)

「前のほうが良かった」と嘆く声

 全世界でプラスチックごみによる海洋汚染が深刻化し、スターバックスやディズニーランド・パリがプラスチック製のストローの廃止に動き出すなか、イギリスおよびアイルランドのマクドナルドでもプラスチック製のストローにかわって紙ストローを導入。すでに1,300以上の店舗で紙ストローの使用が始まっているのだが、ある“欠点”に利用者からの苦情が殺到している。

プラスチックごみによる海洋汚染問題とは?
世界の海に存在するプラスチックごみは1億5,000万トンにのぼり、毎年800万トンものプラスチックごみが新たに流入していると推測されている。プラスチックごみが生態系に与える影響はかなり深刻なもので、プラスチックごみを誤食(誤飲)して命を落とす海洋生物が後を絶たず、海底に蓄積されたプラスチックごみが、サンゴや海草といった植生に甚大な被害を与えているとの報告もある。

画像1: 「前のほうが良かった」と嘆く声

 その欠点とは、水に溶けやすいこと。ドリンク(=水分)を飲むためのものなのに、水に溶けやすいとあってはストローを使用する意味がない。口をつける先端の部分が1番ダメージを受けやすいそうで、10〜20分ほど経つと、ストローの先っぽがふやけてグニャグニャになってしまうのだとか。

 なかでもマクドナルドの人気商品「マックシェイク」を飲むのはひと苦労のようで、「せめてシェイクだけでもプラスチックのストローにしてほしい」といった声も上がっている。消費者の紙ストローへの不満はたまる一方で、プラスチック製のストローに戻すことを要求する署名運動によって集まった署名の数は、じつに3万件以上。

画像2: 「前のほうが良かった」と嘆く声

 ただし、英マクドナルド側は「30分以上耐久できるように開発してもらった」と、ストローの耐久性に自信満々で、環境問題への関心が高い消費者からは「それくらい我慢しろ」といった厳しい意見も出ている。(フロントロウ編集部)

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