フランスにあるディズニーランド・パリが、現地時間4月18日(木)からプラスチック製ストローの使用をやめることがわかった。(フロントロウ編集部)

米ディズニーランドも2019年半ばまでに実行予定

 フランスのパリ郊外にあるディズニーランド・パリが、現地時間4月18日(木)から園内でのプラスチック製ストローの使用を全面禁止することを発表。今後は、お客さんから「ストローが欲しい」という要望があった場合のみ、プラスチック製ストローの代わりとして、紙でできたペーパーストロー(生分解性ストロー)を渡す予定だという。

 全世界でプラスチックごみによる海洋汚染が深刻化するなか、昨年10月に欧州議会でストローやカトラリー(※)といった、使い捨てのプラスチック製品の使用を2021年までに禁止にする法案が可決されたことを受け、仏ディズニーは水面下で脱プラスチックの準備を進めてきた。
※ナイフ、フォーク、スプーンなどの総称。

 このほかにも、仏ディズニーではこれまで園内で買い物をしたお客さんに無料で配布していた“レジ袋”を、来週から有料化することが決まっている。また、6月から園に隣接するホテルの室内に置いてあるシャンプー&リンスのボトルを、詰め替え可能な大きいサイズに変更するほか、再生可能エネルギーにシフトするべく、約22平方キロメートルの土地にソーラーパネルを設置する計画があることも明らかにしている。

画像: 米ディズニーランドも2019年半ばまでに実行予定

 プラスチック製ストローの使用をめぐっては、昨年、アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーも、カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドや、フロリダ州オーランドにあるディズニー・ワールド・リゾートなどで、2019年の半ばを目途に使用禁止にすると発表していた。ただし、まだ全面禁止にはいたっていないので、脱プラスチックを実行に移したのはディズニーランド・パリが世界各国のディズニーリゾートで初。

 ちなみに、日本の東京ディズニーリゾートはこれらの決定の対象外だが、地球環境の保護を考えてプラスチック廃棄物を削減する意向を示している。(フロントロウ編集部)

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