アーロンから見たマイケル
バックストリート・ボーイズのニック・カーターの弟で、2000年代初頭に人気アイドルとして活躍をしていたアーロン・カーターが、出演する人気リアリティ番組『Marriage Boot Camp(マリッジ・ブート・キャンプ)』のなかで、児童への性的虐待を疑われている故マイケル・ジャクソンについて意味深なコメントを残した。
「僕の知っているかぎり、マイケルはとても良い人だった。彼が不適切な行為をするようなことはまったくなかった。たった一度をのぞいて。過去に一度だけ少し不適切なことがあった」
実際のインタビュー映像。アーロンははっきりと「不適切なことがあった」と認めているが…。
アーロンが最初に「不適切な行為はなかった」と否定する時に使った「Never(いまだかつて~ない)」という単語は、かなり強い否定を表す。その「Never」のあとに、「一度だけあった」という言葉が続くのは話としては矛盾しているが、アーロンが言う「不適切な行為」の詳細が明かされていないため、この発言の真意は不明。
アーロンとマイケルは、アーロンがまだ14歳だった2001年に、マイケル自らチャリティソング「ホワット・モア・キャン・アイ・ギヴ(What More Can I Give)」への参加をアーロンに呼びかけたことがきっかけで、交流がスタート。
アーロンはこれまでマイケルについて聞かれるたびに、「彼は本当に最高」「彼に関するウワサはどれもゴミのようなものばかり」「僕はマイケルと一緒にいたから彼の本当の姿を知っている」といった、マイケルを擁護する発言を繰り返していた。
ちなみに、マイケルによる児童虐待が初めて告発されたのは1993年。それ以降、被害者を名乗る人物たちから様々な証言が出てきているが、肝心のマイケル本人がすでに亡くなってしまっていることから、真偽を確かめることができないまま騒ぎだけが大きくなっている。(フロントロウ編集部)