「セレブのスキャンダル」がテーマの遊園地
米テネシー州ピジョンフォージに誕生した新たなテーマパーク「ザ・ナショナル・エンクワイアラー・ライヴ!ミュージアム(The National Enquirer Live! Museum)」が、現地時間5月24日にオープンした。
米タブロイド紙のNational Enquirerのネタが基になっているミュージアムということで、テーマパークでは世間を騒がせたセレブのスキャンダルをアトラクションにしている。
そこには、2002年にマイケル・ジャクソンが、ホテルの5階のバルコニーから当時9ヵ月の息子プリンス君をぶらさげた事件や、『アメリカン・クライムストーリー』でドラマ化された、O・J・シンプソン事件の殺害現場などが再現された。
なかでも物議を醸しているのは、1997年に仏パリで起きたダイアナ元妃の交通事故を再現したコーナー。ここでは、3Dの縮小模型でダイアナ元妃がホテルを出発してから事故に遭うまでのルートをたどる。ダイアナ元妃の乗る車がどうやってパパラッチに追われ、追突事故が起きる瞬間がアニメーションで再現される。
イギリスの王室の一員であったダイアナ元妃の死や、他人を不快な気持ちにしかねないネタをアトラクションにしたテーマパークは、オープン前から敬意に欠けるとのバッシングを受けているが、同パークの責任者は批判に動じることなく、「私たちはただ、皆さんがどんな意見を持っているのか問いかけただけです」と米Daily Beastに話している。(フロントロウ編集部)