エコノミークラスでの目撃談
英ロイヤルファミリーといえば、飛行機で旅する際には王室専用機やチャーター便を使うすることが多いが、じつは、ごくたまに一般人に混ざって民間機を利用することもある。
庶民派で知られるヘンリー王子は、以前から、たびたび民間機、しかもエコノミークラスを使っており、公式の公務以外で旅行や出張に出かける際には、自らチケットを予約しているという。
そして、つい先日、ローマからロンドンへの飛行機の中で、ある女性がヘンリー王子に遭遇。エコノミークラス席に座っていたヘンリー王子の様子を写真とともにSNSで報告した。
トイレの列に並んでいる最中にヘンリー王子によく似た男性がいることに気づいたというこの女性は、最初は「まさかヘンリー王子が自分と同じエコノミー席に乗っているはずがない」と思ったものの、見覚えのある赤毛や佇まい、そして隣の席に明らかに護衛とみられる男性が座っていたことから、その男性がヘンリー王子本人であると確信。
ついつい凝視していると、護衛の男性には睨まれてしまったものの、女性の視線に気づいたヘンリー王子は笑顔を見せ「ハーイ」と控え目に挨拶をしてくれたという。
慣れない育児と連日の公務でお疲れ?
この女性によると、この日、朝早めの便に搭乗していたというヘンリー王子は「ひどくお疲れのご様子だった」そう。
ヘンリー王子といえば、 メーガン妃との長男アーチー(※)が5月6日に誕生したばかりの“新米パパ”。
※現段階でエリザベス女王から「王子」の称号を与えられていないため王子ではない。
しかし、ヘンリー王子はイギリス王室の伝統に習い、とくに育休はとっていない。
アーチーが無事誕生したことを報告した会見では「睡眠時間は2時間くらい」と話していたが、メーガン妃とともに新生児であるアーチーの子育てをしながら連日の公務をこなすのは、スポーツマンで知られるタフなヘンリー王子でも、やはりなかなか過酷なのかもしれない。
ちなみにヘンリー王子がローマを訪れた目的は、公式公務ではなく、“第2の故郷”と呼ぶ南アフリカのHIVに感染した子供たちを救うための基金を募るポロのチャリティマッチに出場するため。
気の置けない仲間たちと一緒に汗を流してリフレッシュしたヘンリー王子だったが、やっぱり疲れは抜けなかったようだ。
(フロントロウ編集部)