あの人気シンガーの兄が1位を獲得
数あるアメリカの音楽チャートのなかでも、もっともメインとなる重要なセールスランキングとして知られる米Billboardチャートに新しくランキングが登場。
それは、ソングライターとプロデューサーをランクづけするチャートで、全米シングルチャート（HOT100）をはじめとする、米Billboardチャートの中で「ホット」と名前がつくチャートを基に、ポイントの合計で順位が決められる。
すでに6月15日付からはじまっている2つのチャートだけれど、じつは記念すべき初週にそれぞれのチャートで1位を獲得したのは、同じ人物だった。
記念すべき第1週目にソングライター・チャートとプロデューサー・チャートで、1位を獲得したのは、今飛ぶ鳥を落とす勢いのビリー・アイリッシュの兄であるフィネアス・オコネル。
フィネアスは、自分で楽曲を制作するのはもちろん、妹のビリーをプロデュースするほか、レベッカ・ブラックやザ・ノックスなどにも楽曲提供しており、人気ソングライターでありプロデューサーであることを裏づけるように、ビルボード・ホット100には、ビリーの楽曲「バッド・ガイ」、「ホエン・ザ・パーティーズ・オーヴァー」、「ベリー・ア・フレンド」、「オーシャン・アイズ」の4曲がランクイン。
また、フィアネスがプロデュースしたビリーのデビューアルバム『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』は、3週1位を獲得し、今もなお2位に位置づけている大ヒット作。
フィネアスは自身のツイッターで「信じられない」とコメントして、新しい2つのチャートで同時に1位を獲得したことに驚いたよう。
もともとビリーは、ミュージシャンとして活躍していたフィネアスがバンドのために作ったけど気に入らなかった楽曲「オーシャン・アイズ」をもらって知名度をあげていったシンガー。そのため、現在でもギターやピアノを弾いているフィネアスがビリーのライブに登場することがしばしば見受けられ、兄妹の絆が感じられる。
まだまだ21歳と若手ながら、今回米Billboardの2つの新チャートで1位を獲得したフィネアス。評価が高いだけに、音楽界の最高峰であるグラミー賞のノミネートも夢ではないかもしれない。（フロントロウ編集部）
