映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のワールドプレミアで、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが、MCUのストーリーを区切るフェイズ3を振り返った。(フロントロウ編集部)

フェイズ3をスパイダーマンで締めた理由

 トム・ホランドがスパイダーマンを演じる映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、MCUのチャプターを区切るフェイズ3の締めくくりとなる。

画像: フェイズ3をスパイダーマンで締めた理由

 なぜ『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』はフェイズ3の締めくくりになるべきだったのか、その理由をマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが本作のワールドプレミアに出席した際に明かした。

「(本作は)すべてが詰まった作品なんだ。過去23作を相称したインフィニティ・サーガが完結するよ。なぜなら『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』と『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、同じ時期に脚本と構成を考えていたんだ。(中略)ネタバレしたくないけど、『エンドゲーム』のラストの出来事があって、ピーター(スパイダーマン)は、その後の人生を生きなければいけないことに気がついたんだ。
  
 この映画で『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でトニー・スタークがクイーンズにある(ピーターの)部屋に突然やってきたことから始まったピーターの冒険がステップアップすることになる。トニーの影から抜け出し、アベンジャーズの影から抜け出して成長する。この映画はそんな内容になっている。
これを『アイアンマン』から始まったインフィニティ・サーガの締めくくりにしたかった」

MCUにおける「フェイズ」と「インフィニティ・サーガ」

 マーベル・スタジオが制作するマーベル映画やドラマであるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は、すべての作品がその世界観を共有する。

 2008年に公開された映画『アイアンマン』にはじまり、映画はこれまで23本が公開。ドラマでは『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』、Netflixの『ディフェンダーズ』など、世界観を共有したストーリーが様々なネットワークから放送・配信されている。

 そんなMCUでは、ストーリーのチャプターを「フェイズ」と区切りっており、「フェイズ3」となる今回の区切りは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で締めくくられる。

 フェイズ3には、シリーズ最終章の『アベンジャーズ/エンドゲーム』も含まれていることから、フェイズ1・2をまとめた物語の完結を意味する「インフィニティ・サーガ」とも呼ばれ、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、過去23作の映画を完結させる重要な作品として位置づけられる。(フロントロウ編集部)

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