「KIMONO」命名を反省
自身が監修する補正下着ブランドに日本の“着物”と同名の「KIMONO(キモノ)」と名づけたことで“文化盗用”だと指摘され、その後、民意をくみ取った結果として、ブランド名を変更することを発表したリアリティスターのキム・カーダシアンが、米ウォール・ストリート・ジャーナルが発行する月刊誌WSJ Magazineに登場し、“KIMONO騒動”について改めて口を開いた。
キムが表紙を飾ったWSJ Magazine。誌面では自身が監修した補正下着を着用したグラビアも披露した。
ブランド名が自身では予想もしていなかった議論を巻き起こしてしまったことについて、キムは、自らの選択ミスについてこうコメント。反省の気持ちを滲ませた。
「みなさんは私たちが(ブランド名選定において)もう少し深く考えるべきだったとお思いでしょう。最終的に『OK』を出すのはもちろん私ですし、あのような結果になることを予測できなかった自分たちが信じられません。
もちろん、命名に関しては純粋な意図しかありませんでした。でも、みなさんの意見には耳を傾けるつもりです。しっかりと意見を聞きたい。そして、すべてをきちんと理解したいと思っています」
騒動の最中、夫カニエは来日中だった
夫でラッパーのカニエ・ウェストとともに、これまでに何度も日本を訪れ、ほかの国にはない豊かな文化に触れたことで、自身のブレイクのきっかけとなったリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』の撮影場所にも選ぶほど大の親日家となったキム。
2018年、『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』の撮影のため姉のコートニー(左)&妹のクロエ(右)とともに来日し、お座敷遊びを楽しんだキム(中央)。
じつは「KIMONO」炎上騒動の最中にカニエがお忍びで来日中だったことを告白した彼女は、日本という国を愛し、独自の文化を尊敬している気持ちに嘘は無いと強調した。
「私は本当に日本が大好きです。私の夫(カニエ)は騒動の最中も日本に滞在していました。日本という国は私たち夫婦が愛する国であり、訪れるのも大好きです。多大な尊敬を抱いています」
2017年の来日時、アニメイト新宿店を訪れたキム。
現在「KIMONO」に代わる新たなブランド名を模索中だというキム。新ブランド名については「今、みんなで検討しているところです。でも、今回の騒動の影響で、私自身とブランドにより多くの注目が集まっていることは自覚しています。だからこそ、世の中にはさまざまな基準があるのだということに気づき、学び、成長しなくては。より高い基準を求められていることに責任を持ち、正しい事をしたいと思っています」と、熟慮の上で決定すると明かしている。
旧ブランド名「KIMONO」を掲げて立ち上げられたインスタグラムは現在はすでに閉鎖されており、キムの補正下着ブランドは、近いうちに、新たな名前で心機一転仕切り直しとなる。(フロントロウ編集部)