追記(2019年9月27日)
逮捕から約5ヵ月経った米時間9月26日に、ヘイデン・パネッティーアの恋人ブライアン・ヒッカーソンに対するDVの訴えを裁判所が棄却した。検察側が証人を出廷させられなかったことが原因とされていて、つまり、ヘイデンが協力を拒んだ可能性が高い。
判事や家族から辛辣なコメント
(2019年7月12日)ドラマ『HEROES』や『ナッシュビル』で知られる俳優のヘイデン・パネッティーアの俳優志望の恋人ブライアン・ヒッカーソンがヘイデンへのDV容疑で逮捕されてから約2ヵ月。ロサンゼルス最高裁判所で裁判が開かれ、判事側がブライアンの要求を退けた。
ブライアンの弁護人は、「(事件は)取っ組み合いのケンカであり、殺し合いではなかった」として、検察側が求めていた家庭内暴力の重罪での求刑を微罪に変更するよう要求した。
しかし、事件を担当したフィールド判事は、ブライアンの弁護人にこう言いきった。
「記録上は前科がないことは理解していますが、(5月2日の暴力は)初めて起こったことではないことが問題です。この直前にプエルトリコでも何かが起こった。その結果として、被害者には複数の傷がある。そして今回は2回も起きています。被告人は彼女を平手打ちして鼻血を流させたことでは飽き足らず、逃げる彼女を追って寝室へ向かい、ふたたび暴行を加えた。それによって彼女の身体には、深刻な腫れと、頬にアザ、そして首にいくつかの傷が残っている。こういった証拠から見ると、あなたのクライアントはプエルトリコで1度とあの夜に2度という、3度の暴行を被害者に行なったことが分かります。だから私は、彼に重罪での裁判を求めます」
判事が重罪での裁判を認めたことで、米Radarによると、ブライアンは最長4年間、刑務所に収監される可能性があるという。
今回の決定を受けて、ヘイデンの家族が米Peopleにコメント。
「判事が正しい決定をしてくれると希望を感じています。これは、すべての女性に向けた家庭内暴力に関する重要なメッセージです」
これは、ヘイデン側が事件について発表した初コメント。ここで家族は、家庭内暴力という言葉をはっきりと使い、ブライアンに重罰を求めた。
事件当日に何があった?
2019年5月2日の深夜に、ブライアンとヘイデンが住む家の隣人が女性の叫び声を聞き警察に通報。その後駆けつけた警察官たちも、家の外にまで響き渡る女性の叫び声を確認したという。しかし当初ブライアンは、家には彼と犬しかおらず女性の声はテレビの声だと話したそう。不審に思った警察官が家の中を捜索したところ、ヘイデンを寝室で発見。彼女の身体には赤みや跡が確認された。
ヘイデンはきちんと警察と話しが出来ないほど意識が混沌しており、警察官は何度も同じ質問を繰り返し聞かなければいけなかったそう。そんな状態でありながらも、ヘイデンは、その前日に訪れていたプエルトリコでもブライアンから暴行を受けていたことを警察に伝えたという。
この件に関して、ヘイデン本人からのコメントは現時点ではない。(フロントロウ編集部)