胸キュン必至のはずが「大ひんしゅく」
リアリティスターであり、自身が「史上最年少億万長者」の称号を手にする要因となったコスメブランドKylie Cosmetics(カイリー・コスメティックス)を監修するビジネスウーマンとして手腕を振るっていることでも知られるカイリー・ジェンナー。
2018年に誕生した長女ストーミちゃんの父親でもある人気ラッパーのトラヴィス・スコットとは、すでに第2子の子作りに励んでいると報じられるほど順調な交際を続けているが、そんな2人のあるラブラブな1枚が世間から”大ひんしゅく”を買っている。
世間で「こんな自分勝手なことができるなんて信じられない」、「これは違反切符をもらってもおかしくない案件」、「最年少億万長者だからって何をしても許されると思ってるんじゃないの?」と批判が上がっているのは、トラヴィスがカメラ目線のカイリーを後ろからギュッと抱きしめるコチラの“バックハグ”ショット。
一見すると何の変哲もないイチャイチャ写真に見えるのだが、地下駐車場で撮影したものとみられるこの写真の背景には、よく見ると、スモークがかかった愛車ロールスロイス・ファントムの窓越しに、壁に貼られた「身障者専用駐車スペース」を意味する車いすマークの看板が写り込んでいる。
2人がそのまま身障者用の駐車スペースに車を停めて出かけたかは定かではないが、短期間であってもその場を占拠し、写真撮影を行なっていたという事実に憤りを隠せない人が続出。障害とともに生きる人々からも「いい写真なのは分かるけど、どうか身障者専用駐車スペースに車を停めないで。私も障害を持っているけど、駐車スペースを見つけるのに苦労することがあるから…」といった声も聞かれた。
気まずすぎるキャプション
しかも、カイリーがインスタグラムに投稿したこの写真には「partners in crime 4 evaaa (永遠に共犯者)」という何とも気まずいキャプションが…。
もちろん、これは、本来、駐車すべきではない場所に駐車した“違反行為”を誇らしげにひけらかすようなメッセージではなく、2人がまるで共犯者かのように強い絆で結ばれているということを意味するものなのだが、一部の人の目には「浅はかすぎる」と映ってしまったよう。
身体障害者支援団体を運営する米専門家ジェイ・ルーダ―マン氏は、この件について「身障者専用駐車スペースは障害を抱える人々のために確保されているものです」と米Peopleに解説。
さらに、カイリーとトラヴィスの行動は目に余るものであると示唆するとともに、「カイリー・ジェンナーさんは、今回の一件を、たくさんの人々からロールモデル(模範となる人)として注目される立場にある自身のセレブリティとしてのステータスを活かし、身障者専用駐車スペースは、障害を持つ人々が日常生活を送るうえで与えられた基本的な権利であるということを世間に知らしめる機会として活用すべきなのではないでしょうか」と苦言を呈している。
おそらく知らず知らずのうちに、過ちを犯してしまったとみられるカイリーだが、本件に関して現時点では何の反応も示していない。(フロントロウ編集部)