チェイス、最終回に疑問
全米で2007年から2012年まで放送され、世界中で今も根強い人気を誇るドラマ『ゴシップガール』。先日、スピンオフ作品の制作が正式に発表され、再び注目度を上げている同作にネイト・アーチボルド役として出演した俳優のチェイス・クロフォードが、「ゴシップガール」の存在について正直な思いを明かした。
ストーリーのカギを握るのは、リッチな高校生たちの間で「ゴシップガール」と呼ばれる謎の人物が運営する、街の人気者にまつわるゴシップを扱ったニュースサイト。6シーズン続いたこのドラマの最終シーズンで明かされた 「ゴシップガール」の正体について、7年越しにチェイスはこうコメント。
「個人的に、おかしいって感じだった。(ゴシップガールを演じた)俳優本人がどう思っているかを代弁することはできないけど、僕も自分がどう思っているかはっきりしない。どんなテレビ番組でも、すごくヒットして多くの熱狂的なファンがついていたら、終わるのは難しい。人々の予想を裏切るような終わり方をしないといけないだろ?けど正直言って、あのときの本人の気持ちも知っているけど、僕たちは滑稽だと思ったよ」
最終シーズンで明かされたゴシップガールの正体については、つじつまが合わない部分があったことから、放送当時から視聴者のあいだで矛盾を指摘する声が相次いだが、じつはチェイスも納得がいかなかった様子。さらに演じた俳優本人も「全然意味がわからない」と後に語っている。
けれど、そんなフィナーレに対する煮え切らない思いが、チェイスのリブート版へのカムバックを後押ししているのだとか。チェイスは、「オリジナルキャスト全員を出演させるのはスケジュールの都合もあるし、かなり難しいかもね。でも、僕は絶対カメオ出演するよ」とコメントしているため、彼がリブート版に登場する可能性は十分にあり得る。
最終回で明かされた「ゴシップガール」への不満はあるものの、オリジナルキャストも意欲的な姿勢を見せている『ゴシップガール』のリブート版。2020年の春にHBOがローンチする新ストリーミングサービスでの配信が予定されている。(フロントロウ編集部)