ネガティブな意見は無視している
米エンターテインメント・メディアVarietyが主催した、ハリウッドで目覚ましい活躍を遂げている若手エンターテイナーを称えるイベント「Power of Young Hollywood Gala(パワー・オブ・ヤング・ハリウッド・ガラ)」に実写版『リトル・マーメイド』の主人公アリエル役に抜擢された姉妹デュオ「クロイ&ハリー(Chloe x Halle)」のハリー・ベイリーが出席。
姉のクロイとともにレッドカーペットに登場したハリーは、公の場では初めて、アリエル役に選ばれた喜びと感動を口にした。
キャスティングが明かされた直後、SNSに褐色の肌に黒い髪という自身の姿を彷彿とさせるアリエルのイラストを投稿し、「夢が叶ったわ…」とコメントしていたハリー。
dream come true... ♀️ pic.twitter.com/sndjYUS6wO
— chloe x halle (@chloexhalle) July 3, 2019
白い肌に青い瞳、赤い髪という白人を彷彿とさせるアニメ版のアリエルのイメージとは程遠い、黒人の血を引くハリーがキャスティングされたことには、国内外から批判の声も上がったが、ハリーは、今回のレッドカーペットで米Varietyに「ネガティブな意見は気にしないようにしている」とコメント。
さらに、米Entertainment Tonightには、輝くような笑顔でこう語った。
「アリエル役を演じられることは、私にとって本当に大きな意味があります。心から光栄に思いますし、この機会を頂けたことにとても感謝しています。私にとってアリエルは、幼い頃から憧れてきたプリンセスの1人。だから本当に夢が叶った気分です。すごくワクワクしているし、幸せです」
このハリーの言葉を援護するように、姉のクロイも「私の妹は信じられないくらい素晴らしい才能の持ち主です。私が毎日目の当たりにしている彼女の素晴らしさを、世界中の人々が知ってくれる日が待ちきれません。彼女のことを本当に誇りに思うし、絶対に素敵な作品になると思います」と妹はアリエル役に相応しいと力説した。
エリック王子役は「誰でもいい」
続けて、Entertainment Tonightの記者から相手役となる「エリック王子役は誰にやって欲しいですか? 」と尋ねられたハリーは、「誰でもいいわ」と回答。
もちろん、彼女のこの答えは投げやりなものなどではなく、ハリーは「(王子役は)誰がやっても素晴らしいと思う」と、作品自体が素晴らしいため、エリック王子役が誰になろうとも、傑作になるはずだとつけ加えた。
エリック王子役には、ワンダイレクションのハリー・スタイルズが出演交渉に入っているという情報が伝えられているほか、ファンたちの間では、Netflixの大ヒットオリジナル映画『好きだった君へのラブレター』で大ブレイクした俳優のノア・センティネオやシンガーのショーン・メンデスといった人気イケメンセレブを起用して欲しいという要望が寄せられている。
キャスティングに関する質問にお茶を濁す
本作について多くを明かしてはいけないと教えられているハリーは、父親であるトリトン王役に映画『アベンジャーズ』シリーズや『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』に出演するイドリス・エルバの名前が浮上しているというウワサについて「彼は素晴らしいですよね」とお茶を濁す場面も。
ちなみにトリトン王のキャスティングに関してはスペイン出身の俳優ハビエル・バルデムが出演交渉中だと米The Hollywood Reporterが報じている。
現時点で出演が発表されている実写版『リトル・マーメイド』のキャスティングは、魚のフランダー役に映画『ルーム ROOM』のジェイコブ・トレンブレイ、カモメのスカットル役に映画『オーシャンズ8』のオークワフィナが決定したということのみ。
悪役アースラ役に映画『ゴーストバスターズ』のメリッサ・マッカーシーが出演交渉中と言われているが、メリッサはつい先日「それ何の話? ディズニー? その話知らなかったわ」とすっとぼけ発言をして質問を交わそうとしたばかり。(フロントロウ編集部)