従来の各レストランによる独自のデリバリーサービスにくわえ、UBER EATS(ウーバー・イーツ)などのパートナー配達員が注文されたメニューを届けるサービスが目覚ましい進化を遂げて人気を博すなか、アメリカのフードデリバリーサービス会社US FOODS(USフーズ)が米国内のフードデリバリー事情を把握するための調査を実施。
顧客と過去にデリバリー店員として働いた経験を持つ合計2000人余りの18歳~77歳までの人を対象に行なわれた聞き取り調査の中で、497人のデリバリー店員経験者に対し、「これまでに客が注文した食べ物に手をつけたことがありますか? 」との質問を行なったところ、なんとそのうちの28%、4人に1人が「ある」と回答したという驚きの結果が報告された。
この結果に対し、「デリバリー店員に自分が注文した食べ物を盗み食いされたと感じたことはありますか?」との問いに対して「イエス」と答えた宅配サービス利用者の割合は全体の21%。
パーセンテージを比較すると、利用客たちの予想を超える数の配達員たちが、注文された料理を勝手につまみ食いした経験があるということになる。
US FOODのアンケートからは、利用者の85%が「各レストランが、事前に開封されたことが分かる容器などを導入して、配達員による“つまみ食い”防止に努めて欲しい」と望んでいるということも分かったが、確かに、誰の目も届かないところでの配達員の悪行を止めるには、それくらいの方法しかないのかもしれない。
宅配フードサービスをよく利用するという人は、自分の食事が味見された形跡が無いか、念のためしっかりとチェックを。(フロントロウ編集部)