1939年に公開された不屈の名作『オズの魔法使』で、主人公ドロシーが着ていたワンピースがオークションに出品されることに。歴史的価値のある衣装のお値段が、超高額。(フロントロウ編集部)

『オズの魔法使』ギンガムチェックのワンピース

 ハリウッドに関係する物を取り扱うオークション会社Profiles in Historyが、1939年に公開された伝説の映画『オズの魔法使』でジュディ・ガーランドが演じた主人公ドロシーが着ていたワンピースを出品すると発表した。

画像: ⒸM.G.M / Album/Newscom

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 『オズの魔法使』といえば、魔法の国オズに迷いこんだドロシーが、カカシやブリキ男、ライオンとともに、家に帰るための旅をする映画。白黒映画が主流だった1939年に公開された映画でありながら、魔法の国オズでのシーンはカラーで撮影されたことでも映画史に残る名作として記憶されている。

 “色”が印象的な今作で忘れられないものといえば、ドロシーが着ていたブルーのギンガムチェックのワンピース。

画像: ⒸM.G.M. / Album/Newscom

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 今作の大ヒットをうけて、その後ハリウッドの大女優への階段を駆け上がったジュディ。そんなジュディが弱冠16歳で着ていた貴重なワンピースは、映画の公開から80年の時を経て出品されることもあって、その落札予想金額も超高額に。

 Profiles in Historyが予想するその金額は、なんと3,900万円~5,500万円!

 9月25日と26日に行なわれるオークションで、その最終価格が決定する。

 ちなみに、今では社会的にピンクが女の子っぽい色とされる傾向があるけれど、その考えが出てきたのは第二次世界大戦後。それ以前は、むしろピンクこそ男の子の色であり、女の子を象徴するのはブルーとされていた。『オズの魔法使』のドロシーや、1865年に発表された児童文学『不思議の国のアリス』のアリスがブルーの洋服を着ているのは、そういった社会的背景が関係していると言われている。(フロントロウ編集部)

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