2大ラテン系歌姫の豪華競演
毎年2月に行なわれるNFLチャンピオンシップ、スーパーボウルの2020年大会のハーフタイムショーでパフォーマンスを行なうアーティストに、シンガーのジェニファー・ロペスとシャキーラという“2大ラテン系歌姫”が決定したと米スポーツ専門チャンネル、ESPNのNFL専属スポーツジャーナリスト、アダム・シェフター氏が報道。
これに呼応する形でジェニファーとシャキーラがそれぞれツイッターを通じて出演を認め、NFLの公式SNSでも2人の共演が発表された。
意外にもあっさり出演者が決定
例年、ギャラが発生しないながらも出演希望者が殺到することで知られているスーパーボウル・ハーフタイムショーだが、2019年は人種差別問題が影響し、パフォーマー探しが難航。ギリギリまで出演者が決まらないという異例の事態が発生した。
結局、人気バンド、マルーン5がメインパフォーマーを務め、若者に絶大な支持を得るラッパーのトラヴィス・スコットがサポーティングアクトを担当。しかし、わだかまりを残したまま開催された同大会は、過去11年間で最も低い視聴率を記録するという残念な結果に終わった。
前大会では、シンガーのリアーナをはじめとする数々のセレブたちがボイコットを表明したため、主催者側は2020年大会のハーフタイムのパフォーマー探しにも苦戦するかと思われていたが、大会開催まで残すところ約4カ月となった今週、意外にもあっさりとジェニファーとシャキーラの出演が決定。
この背景には、ビヨンセの夫でラッパーのジェイ・Zが運営するロック・ネイションが、NFLとパートナーシップを提携したことがある。ジェイ率いるロック・ネイションは、今後ハーフタイムショーをはじめ、エンタメ関係のコンサルタントや、NFLが最近立ち上げた雇用機会の平等を目指すキャンペーンの一環である「インスパイア・チェンジ」にも参加する予定だと発表されていた。
開催地となるフロリダ州マイアミにはヒスパニック系の住人が多いことから、そういった背景に配慮したアーティストがキャスティングされるのではないかという説が以前からささやかれていたが、そのウワサの通り、プエルトリコ系アメリカ人を両親に持ちスペイン語も堪能なジェニファーと南米コロンビア出身のシャキーラが抜擢。ラテン系ならではの情熱的でダンサブルなパフォーマンスに定評がある2人の歌姫たちの共演に、早くも期待が集まっている。
第54回目を迎えるスーパーボウルのハーフタイムショーは米現地時間の2月20日にフロリダ州・マイアミで開催。第一報を伝えたシェフター氏は、今後追加パフォーマーも発表される予定だと語っており、どんなアーティストがジェニファー&シャキーラとステージを共にするのか、続報に注目。(フロントロウ編集部)