一般市民の通報により逮捕
「アンジェリーナ・ジョリーに憧れて整形を繰り返した女性」として2017年に注目を集めたイラン在住の22歳女性サハル・タバァが、SNSを通じて若者たちの堕落を助長したり、暴力を誘発したとして現地警察に逮捕されたと現地メディアTasnim Newsが伝えた。
インスタグラムに50回以上も整形手術を重ね、アンジェリーナのスリム体形を目指して体重を39キロまで落としたという自らの姿を公開し、その個性的な見た目が「加工してるでしょ?」「ゾンビみたい」などと賛否を呼んだサハル。
英BBCの報道によると、彼女の逮捕は一般からの通報に基いたもので、神への冒涜や不法に収入を得た罪などにも問われているという。
サハルは、2018年に応じたロシアのメディア Sputnikに対し、自分のユニークな見た目は「メイクとフォトショップ(画像編集ソフト)によるもの」、「ファンたちは私の本当の顔がどんなものかを知っている」などと話したが、彼女が整形手術を繰り返していることは事実。しかし、イラン国内では男女を問わず、美容整形が人気となっており、整形手術そのものは今回の逮捕には関係が無いという。
フォロワー数2万人以上を誇っていたサハルのインスタグラムアカウントは、彼女の逮捕と同時に閉鎖。しかし、彼女を支持するファンが運営するファンアカウントは現在でもまだ残されている。(フロントロウ編集部)