エドは誰の代役だった?
日本でも10月11日に公開された映画『イエスタデイ』は、「もしも自分以外がザ・ビートルズを知らない世界になってしまっていたとしたら?」という、これまでになかった発想で描かれている映画。じつはこの映画は、ザ・ビートルズのメンバーもお墨付き。元メンバーのポール・マッカートニーは、一般人に紛れて同作を鑑賞したことを人気トーク番組『The Late Show with Stephen Colbert(ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア)』に出演した際に明かし、「すごくいい映画だと思った」とベタ褒め。
そんな本家も認めるこの映画で、カメオ出演としてエド・シーランが出演。主人公ジャックの今後に関わる重要な役割を演じるエドだけれど、じつは最初にエドの役としてオファーされていたのは、別のアーティストだったということを監督のダニー・ボイルが明かした。
エドの役として最初に出演を依頼されたのは、コールド・プレイのクリス・マーティン。ダニーは「最初の台本は、コールド・プレイのクリス・マーティンで書いていたんだ」と米Entertainment Weeklyに語った。しかし、クリスはその時ちょうど約2年におよぶツアーが終わったばかりで、家族との時間を作りたいからという理由で断られたよう。
そのため第二候補のエドに声がかかることに。ダニーは「エドとは楽しい時間を過ごしたよ。僕たちが『君が僕たちの第一候補だったんだ。他には考えられなかったよ』と言うと、『待ってよ、君たちはすでにクリス・マーティンに聞いていたじゃないか』と返してきたんだ」と、お互いからかいあい、楽しい雰囲気だったということを話した。
エドとクリスはタイプが違うため、当初の台本もかなり気になるところ。映画では、エドの役どころにも注目してほしい。(フロントロウ編集部)