キャラクターアート修正のため公開日が延期となった映画『ソニック・ザ・ムービー』の新予告が公開。ばっちり”改良“された主人公ソニックの姿にファンたちもようやく納得。(フロントロウ編集部)

ファン納得の“改良版ソニック”

 5月に予告編が公開された際、主人公ソニックの姿が「あまりにも不気味すぎる」とファンたちからブーイングが殺到したため、アート修正を施すべく公開日が延期とされていた映画『ソニック・ザ・ムービー』の新予告が公開された。

 日本発のゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』をもとにした同作は、制作発表当初からゲームファンたちの熱い視線を集めていたが、5月初めに公開された特報予告に登場した青いハリネズミの主人公ソニックの姿が、ゲーム版と比べて胴が長く、歯も真っ直ぐで、人間に近づけたようなデザインが「不気味すぎる」、「こんなのソニックじゃない」と大不評。

  これを受け、監督を務めるジェフ・ファウラーがツイッターを通じて、当初よりも公開日を3カ月延期し、キャラクターアートの改善に着手すると発表していた。

画像: 左が前予告編に登場した不気味すぎるソニック。右が新生ソニック。右©Paramount Pictures/ YouTube

左が前予告編に登場した不気味すぎるソニック。右が新生ソニック。右©Paramount Pictures/ YouTube

画像: 人間っぽいリアルな体型から愛嬌のあるアニメキャラ独特の体型へ。©Paramount Pictures/ YouTube

人間っぽいリアルな体型から愛嬌のあるアニメキャラ独特の体型へ。©Paramount Pictures/ YouTube

 
 今回お披露目された“改良型ソニック”は、日本版のポスターを見てもわかるが、ゲームに登場したソニックにぐっと近づいた、可愛らしさやヤンチャなイメージを全面に推し出したデザインに。

画像: ファン納得の“改良版ソニック”

 海外版新予告を見た人々からは、「こうでなくちゃ!」、「やっと本物のソニックに辿り着いたね」と、改良版ソニックの姿への満足を表すコメントが相次ぐとともに、「ファンの意見をちゃんと汲んでくれた制作陣には頭が下がる」、「修正作業に追われたスタッフに敬意しかない」といった、ファウラー監督率いる制作チームのファン心理に寄り添う作品づくりの姿勢を褒めたたえる声も多く聞こえる。

 映画『マスク』などで知られるコメディ俳優のジム・キャリーがソニックの宿敵でマッドサイエンティストのドクター・エッグマンを演じ、ソニックとバディを組む警察官のトム・ウォシャウスキー役をドラマ『ウエストワールド』のジェームズ・マースデンが演じる『ソニック・ザ・ムービー』は、日本では2020年3月27日から公開がスタート。(フロントロウ編集部)

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