ニコラス・ケイジによるニコラス・ケイジの映画
今年4月にコイケ・エリカという日本人女性と結婚し、その4日後に結婚取り消しを要請して世間を騒がせた人気俳優のニコラス・ケイジが、大手映画会社による新作映画に出演する可能性を米Hollywood Reporterが報じている。
ニコラスといえば、マーベルコミックを原作にした2011年の映画『ゴーストライダー2』を最後に、最近は、いわゆるB級映画と言われる、低予算のスリラーや奇妙な作品に出演するかたわら、声優やイベント出演をメインに活動している。
そんなニコラスは、ヒット作を世に送り出しているライオンズゲートが、パラモントやHBOMaxを抑えて配給の権利獲得へ王手をかけている新作映画『The Unbearable Weight ofMassive Talent(ザ・アンベアラブル・ウェイト・オブ・マッシブ・タレント)』で、大作映画に復帰すると言われている。
大手映画会社が熱視線を送る新作映画『The Unbearable Weight ofMassive Talent』は、映画『恋人まで1%』のトム・ゴーミカンとコメディ番組『Ghosted』のケヴィン・エッテンが脚本を手掛け、トムが監督を務めるとされる期待作。
そんな作品への出演が決まれば、ニコラスはなんと本人役としてニコラス・ケイジを演じることになるという。
映画における“ニコラス・ケイジ”は、10代の娘との関係に頭を抱えながらも、クエンティン・タランティーノの新作映画への出演に強い願望を持っている役者という設定。加えて、90年代に全盛期を迎え、今は当時と一変、駄作ばかりに出演してスターの座から降格してしまったという、なんだか本人の人生と重なりそうな設定も。
また、巨額の借金を抱えている“ニコラス・ケイジ”は、メキシコ人大富豪のファンのバースデーパーティーに出演しなくてはならず、それをきっかけにこのお金持ちと交流しはじめるも、じつは彼は国家を揺るがす危険な犯罪者だった…。CIAからスパイとして雇われた“ニコラス・ケイジ”だが、今度は元妻と娘が人質に!さあ、絶体絶命の状況で“ニコラス・ケイジ”はどうする…!?というストーリーラインになっているそう。
コメディ要素満載な新作映画『The Unbearable Weight of Massive Talent』には、ニコラスの出演作で知られる映画『リービング・ラスベガス』や『60セカンズ』、『フェイス/オフ』にオマージュを捧げたシーンも出てくるという。(フロントロウ編集部)